お盆も過ぎると風が少し涼しくなり秋の気配がしてきました。秋といえば夜の時間が長くなりますので照明・電球の明るさのお話です。
明るい、暗いと言葉で表現しますが、人間の目は可視光線によって視知覚を感じ明るさを感じます。
光には
光度(ある光源からある方向に放射された単位立体角あたりの光の強さを、人間が感じる明るさで表現したもの)、単位はカンデラ(cd)。
光束(ある光源の光の量を人間が感じる明るさで表現したもの)、単位はlm(ルーメン)。
照度(ある光源の光が面に照射されたとき、どれくらいの光の量がその面に到達しているかを、人間が感じる明るさで表現したもの。)単位はルクス(lx )
輝度 ある方向から見た光源または光源によって照らされた面の面積を光度で割って、人間が感じる明るさとして表現したもの。単位はカンデラ毎平方 メートル(cd/㎡)。
色温度 光源が放つ熱を光の色に対応させたもの。単位は絶対温度を扱うケルビン(K)。
と表現できます。
照明器具の仕様書には、全方向に放射される明るさとして「 全光束」と記載されることもあります。1ルーメンを1㎡に照射すると、その場所の平均光量は1ルクスになります。
90Wの白熱電球が約1,500ルーメン 、40Wの白色蛍光ランプが約3,000ルーメンであるのに対して、LEDは一般的に300~500ルーメンと非常に小さいです。
ただし、白色蛍光 ランプなどを使った照明器具の多くでは光を当てたい箇所以外にも光を放射したり器具内で吸収したりするなど、さまざまな損失が発生しています。
反射板やレンズなどで調整していた場合でも、10~50%は無駄が出ていると言われています。
この点でLEDの損失率は低いので,光束を 増やす工夫がされれば光束効率の良い光源として、より幅広く活用されることになるとされています。
LED電球の光の色には、白熱電球の光色に近い「電球色(相当)」、 昼間のような白い光色の「昼白色(相当)」の2 種類があります。
用途や好みに合わせてお選びください。
また、LEDや蛍光灯の照明は目に負担が大きいので寝室などでは白熱電球がいいと言う話もありますが参考程度にお考えください。
リニュアル仲介 渡辺でした。