お金・ローン・税金

安い物件買ったら贈与税!?気を付けておきたい中古住宅取得と贈与税の関係≪1/2≫

住宅購入をするにあたって、親御さんからの資金援助を受ける方が多くいらっしゃいます。

住宅取得資金の援助(=贈与)には非課税の特例があるからです。

でも、適当に物件選びをしてしまうと、その特例が受けられなくなってしまい、金額によっては100万円単位で贈与税(https://www.nta.go.jp/taxanswer/zoyo/4408.htm)が課せられてしまうので注意が必要です。

今回は、中古住宅取得時の注意点をご説明したいと思います。

まず、この贈与税非課税の特例の名前は「直系尊属から住宅取得資金の贈与を受けた場合の非課税(https://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4508.htm)」といいます。

詳細はリンク先の国税庁のページをご覧いただきたいのですが、仮にこの特例を使わずに親御さんから1,000万円の贈与を受けた場合、約180万円の贈与税が課せられることになります。

住宅ローン控除も利用できない住宅を購入したとなれば、最大200万円(又は400万円)の減税も利用できないことになりますので、合計で約380万円(又は580万円)を損することになります。

物件の価格にばかり気を取られてこれらの制度が利用できない物件を買ってしまったとすれば、本末転倒になってしまいますね。

特例が使える3,000万円の物件よりも、特例が使えない2,700万円の物件の方が実質負担で高くなってしまうということになるわけです(厳密には借入内容にもよりますが)。

さて、本題の注意点についてご説明します。

適用要件の内、「受贈者の要件」のところは皆さんもよくご存じなのですが、取得する住宅の要件を見落としている方が非常に多いのです。

中古住宅の場合には、下記の要件に当てはまらなければいけません。(一部省略してありますので詳しくは国税庁のHPをご覧ください。)

1.専有部分の登記簿面積(https://smile.re-agent.info/blog/?p=2736)で50平米以上240平米以下

2.マンションの様な耐火建築物の場合は築25年以内、木造戸建ての様な非耐火構造の場合は20年以下 単身者やDINKSであまり大きな部屋が必要ない家族構成で、予算の範囲内でできるだけ都心のマンションを買いたいというお客様は、上記の要件から外れてしまいがちなので注意が必要です。

よく土地で「坪いくら」というような言い方があるかと思いますが、マンションも同じで、地域によって坪単価に高低があります。

よって、広い部屋を買おうと思えば、坪単価×坪数分、物件価格も上がります。

そこで、例えば広さを「今住んでいる賃貸マンションが35平米だから、それくらいあればとりあえず充分」といった探し方をしてしまえば、上記1の要件に該当しなくなってしまいます。

じゃあ、「ヴィンテージマンションで…」と築年で価格をおさえようとすると、今度は上記2.にひっかかってしまうわけです。

特に1の方は、解決のしようがありませんので、特に不動産会社からの説明もなく、うっかり売買契約をしてしまったとすれば、とたんに資金計画がくるってしまいます。

売買契約後の解約は、手付金を放棄するか、申し出の時期が遅れれば手付解約ではなく違約での解約をせざるを得ません。

手付金は通常、売買価格の5%程度で設定しますので、3,000万円の物件であれば150万円を売主にあげなければいけません。

違約の方は10%〜20%で設定しますので、300〜600万円を売主に支払わなければなりません。

さらに、仲介会社との間の仲介手数料についても手付解約や違約解約の場合は、支払う必要がありますので、物件価格の3%程度が上記金額に加えて必要になります。

このような事態にならないためにも、購入物件を選ぶときには、事前に税制についても説明してくれる信頼できるプロを味方に付けることをおすすめ致します。

もちろん、私たちリニュアル仲介のエージェントは、しっかりとお伝えし、お客様の実質負担でどの物件が割安かをご判断いただける情報をご提供しております。

次回は、上記2の築後経過年数要件にあてはまらなかった場合の解決策をご説明いたします。

本サイトでは毎度おなじみの「耐震基準適合証明書」と「既存住宅売買瑕疵保険」が登場します。

以上、リニュアル仲介本部パイロット店 エージェント石川でした。

***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/ (ご利用は無料です)
■資産となる家を真剣に考えるセミナー

http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

***************************************************

 

0.5ミリ以上のクラック(ひび割れ)には要注意!住宅購入時の落とし穴?!前のページ

建物の天井裏を点検できるロボットが開発されました。次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入と 生涯の資金計画
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. 土地価格の相場を知る方法
  5. 買ってはいけない物件を自分でチェック

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    「マンション節税」、「タワマン節税」は昔の話になる?!

    国税庁が「マンション節税」や「タワマン節税」の防止に向け、相続税の算定…

  2. 不動産取引ガイド

    バブル崩壊後、土地に対する意識の変化で「迷子の土地」が増えている!

    このまま放置すれば大変になると言われる「迷子の土地」というものがありま…

  3. 不動産取引ガイド

    ネット銀行も強化する住宅ローン『ペアローン』の注意点について

    ネット銀行や大手銀行が、夫婦で住宅ローンを借りる「ペアローン」の開拓に…

  4. 不動産取引ガイド

    不動産チラシの写真一枚から読み取れるリスク!リニュアル仲介エージェントからのアドバイス。

    家探しをしていると、様々な物件の広告を目にします。今回は、とある販売中…

  5. 不動産取引ガイド

    「今の家賃で家が買える」に要注意

    「今の家賃で家が買える」を鵜呑みにしてはいけません不動産に関するニ…

  6. 不動産取引ガイド

    人口が減少し、加速する空き家について

    おはようございます。リニュアル仲介の犬木です。本日は「空き家」問題に関…

  1. 不動産取引ガイド

    住宅改修は介護保険で上限20万円軽減できる?!
  2. 不動産取引ガイド

    「本気の街づくり」を目指した豊島区!
  3. 不動産取引ガイド

    耐震改修済みの旧耐震マンションを内見!
  4. お金・ローン・税金

    2019年1月 地震保険料改定
  5. 不動産取引ガイド

    AI住宅・スマートハウス・スマートホームの違い
PAGE TOP