家主の自宅と賃貸案件を兼ねた賃貸併用住宅が増えているようです。家賃収入が老後の年金の足しになるほか、相続税の節約にもなるとの事から増えているようです。しかし、人口減少問題から賃貸市場の先行きは厳しさを増し、毎月の収支が赤字になれば家計への影響は避けられません。その為、不動産は立地がすべてと言ってもいいぐらい、こだわっていただくべきものです。
住宅メーカーも自宅を賃貸併用に建てるよう売り込みに力を入れているようで、国土交通省の住宅着工統計を見ても増加傾向です。
http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000555.html
住宅メーカーの提案の多くは、賃貸収入で自宅部分の建築費用を賄う計算になっていますので、借入金が多いほど収入と支出の見通しを誤ったときのリスクが大きいといえます。
住宅メーカー系の不動産会社が家主から賃貸住戸すべてを借り上げて、入居者にまた貸しする「サブリース」方式も注意が必要です。その内容について少し前のNHKクローズアップ現代に取り上げられていましたので、もしよろしければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=EFzcwKSExpc
このような落とし穴にはまらないようにするために、「なぜ賃貸併用住宅を建てるのか?」という目的をはっきりとさせ、いつでも貸せたり、売れたりするような場所での所有を検討すべきであると言えます。
法人営業部 犬木
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