お金

賃貸併用住宅の落とし穴?!収支に注意を!

家主の自宅と賃貸案件を兼ねた賃貸併用住宅が増えているようです。家賃収入が老後の年金の足しになるほか、相続税の節約にもなるとの事から増えているようです。しかし、人口減少問題から賃貸市場の先行きは厳しさを増し、毎月の収支が赤字になれば家計への影響は避けられません。その為、不動産は立地がすべてと言ってもいいぐらい、こだわっていただくべきものです。

 

住宅メーカーも自宅を賃貸併用に建てるよう売り込みに力を入れているようで、国土交通省の住宅着工統計を見ても増加傾向です。

http://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_000555.html

 

住宅メーカーの提案の多くは、賃貸収入で自宅部分の建築費用を賄う計算になっていますので、借入金が多いほど収入と支出の見通しを誤ったときのリスクが大きいといえます。

住宅メーカー系の不動産会社が家主から賃貸住戸すべてを借り上げて、入居者にまた貸しする「サブリース」方式も注意が必要です。その内容について少し前のNHKクローズアップ現代に取り上げられていましたので、もしよろしければご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=EFzcwKSExpc

 

このような落とし穴にはまらないようにするために、「なぜ賃貸併用住宅を建てるのか?」という目的をはっきりとさせ、いつでも貸せたり、売れたりするような場所での所有を検討すべきであると言えます。

法人営業部 犬木

———————————————–

「資産となる不動産を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

9月26日(土)10月24日(土)11月21日(土)

———————————————–

 

ハザードマップを確認していますか!?前のページ

2015基準地価の特集次のページ

ピックアップ記事

  1. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  2. 住宅購入と 生涯の資金計画
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. 土地価格の相場を知る方法
  5. 立地適正化計画をご存知ですか?

関連記事

  1. マンション

    古いマンションは今後どうなっていく?

    あなたは、古いマンションを購入したら今後どうなるんだろうと考えたことは…

  2. かし保険

    日本初の認可!中古住宅用の瑕疵(かし)保険に新たな特約メニュー提供開始。≪中古住宅の保証 (番外編)…

    先日の記事『売主の瑕疵(かし)担保責任の範囲と「瑕疵保険」の対象範囲の…

  3. 不動産取引ガイド

    2019 年11月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2019…

  4. 不動産取引ガイド

    リフォーム費用の相場はどのくらい?

    中古住宅を購入する際にリフォームが発生することがあります。リフォー…

  5. かし保険

    耐震基準適合証明書と住宅ローン減税 【築20年超えの木造住宅の場合】

    今回から数回にわたって、取得したい建物の状況別で耐震基準適合証明書を取…

  6. 不動産取引ガイド

    区画整理事業で生み出される「保留地」とは

    今回お客様からご相談を受けた土地をお調べしてみると、区画整理事業地内の…

  1. 不動産取引ガイド

    2023年を振り返る 金利上昇リスクに翻弄された1年でした
  2. お金

    不動産投資家 4割が失敗を経験?
  3. 不動産取引ガイド

    相続した空き家の解体費はいくらぐらい掛かる?!
  4. マンション

    室内の広さは面積だけでは判断できません。
  5. 不動産取引ガイド

    マンション名から時代を読み解く?!
PAGE TOP