お金・ローン・税金

固定資産税がかからない土地がある!?不動産と税金のはなし

不動産を所有している場合にかかる税金に「固定資産税」というものがあります。

毎年4~5月頃になると、所有者のもとに固定資産税納税通知書が届けられます。

固定資産税は、毎年1月1日現在の所有者に対して、不動産の価格をもとに計算され、課税されます。

固定資産税の税率は不動産価格(課税標準額)の1.4%になるため、1000万円の土地であれば約14万円が毎年かかることになります。

一方で、この固定資産税には「免税点」というものが設けられています。

その課税標準額が、土地であれば30万円、家屋であれば20万円を下回っていれば課税されません。

各土地又は家屋の個別の価格が下回っていればよいのではなく、同一市区町村内で所有している土地の合計額又は家屋の合計額が判断基準となります。

例えば、同一市内に15万円の土地と20万円の土地を所有していた場合には、合計額が35万円となり課税対象となります。

一方で、A市に15万円の土地、B市に20万円の土地を所有していた場合には、A市でもB市でも非課税となります。

また、各人での総額計算になりますので、同一市内の土地であっても所有者が異なっていれば、非課税になります。

土地の価格が30万円を下回るケースとは、一般的な市街地・宅地では想定しにくいですが、地方の山林、原野などの場合には十分に考えられます。

もし地方の山林・原野などの土地をお持ちの場合には、お手元の固定資産課税通知書をご覧になってみてはいかがでしょう。

「住宅ローン減税/築後年数要件」認知度調査 ~築後年数要件を知らない約4割~前のページ

どうする人口減問題?!日本は移民を受け入れられるのか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    不動産購入時 価格交渉する前に知っておきたい事

    エージェントの中田です。今回は、不動産購入時の価格交渉についてお話…

  2. 不動産取引ガイド

    本当に変動金利でいいんですか?

    多くの方が住宅購入時に利用する住宅ローンですが、不動産購入時には検討し…

  3. お金・ローン・税金

    不動産屋さんの言うことを鵜呑みにしてはいけない!?住宅ローン減税失敗事例

    耐震基準適合証明書をご存知でしょうか。築年数が古い住宅でも住宅ローン減…

  4. 不動産取引ガイド

    住宅を購入するタイミングはいつ?

    今、賃貸住宅で暮らしていて「いつかは家を購入したい」と思っている人のな…

  5. 不動産取引ガイド

    2022年10月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2022…

  6. 不動産取引ガイド

    2019 年8月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2019…

  1. 不動産取引ガイド

    避難行動は浸水前に行動しよう!
  2. 不動産取引ガイド

    ドローンを活用してのインスペクションは広がるか?!老朽化が進む高速道路の管理にも…
  3. 不動産取引ガイド

    国土交通省「防災ポータル」開設!2020年東京オリンピック開催期間中の地震発生も…
  4. 不動産取引ガイド

    東京23区中古マンション価格上昇中!?
  5. お金・ローン・税金

    2025年5月 フラット35金利のご案内
PAGE TOP