不動産情報サイト「アットホーム」を運営するアットホーム株式会社は、AIを活用して複数の物件情報を解析し同一棟を判定する「集合住宅名寄せプログラム」を開発、特許を出願したと発表しました。
「アットホーム」や「SUUMO」などの不動産検索ポータルサイトを利用されると、「いくつも同じ物件が掲載されている」「新着として通知がきても同じ物件」といった経験をされると思います。
ポータルサイトへの掲載については、事業者が広告掲載料を支払えば自由に掲載ができます。
同一の物件がすでに掲載されていても問題ありません。
そのため、同一の物件がいくつも掲載されてしまう事態が発生してしまうのです。
今回、アットホームが開発したプログラムでは、AIを使って同一物件かどうかを判定することができるようになったとのことです。
ポータルサイトへの物件登録は、各事業者が手入力しています。
そのため、同じ物件であっても入力項目の差異や、入力ミスなどが生じてしまいます。
例えば「パークホームズ」と「パーク・ホームズ」や、「四ツ谷」と「四谷」といったように、単純に機械判定をかけても、同一物件と判断することが難しいのが通常でした。
アットホームが開発したプログラムでは、人と同程度の処理精度を実現することができるようになった、とのことです。
具体的な処理の方法はわかりませんが、このプログラムの開発は「アットホーム」の閲覧性や利便性が向上されることが期待されますね。
大切なのは、より正確でわかり易い情報が顧客にダイレクトに届けられることだと思います。
情報が正確なことが大前提で、その情報の正しい判断や活用方法を提案できるか、ということが不動産事業者にとっての存在価値になるのではないでしょうか。
アットホームにより物件情報の正確性が工場すれば、弊社のSelFinによる物件診断の精度もさらに向上するかと思います。
色々なプログラムが開発され、システムも日々進化していますが、より物件探しがスムーズになることを期待しています。