2014年5月に豊島区は23区で唯一、「消滅可能性都市」と指摘されたことをきっかけに豊島区長は脱却するため、魅力的な街づくりに取り組んでいるという事を前にもここでお伝えしましたが、現在の豊島区についてもお伝えしようと思います。
※消滅可能性都市とは、人口流出、少子化が進み、存続できなくなるおそれがある自治体を言います。
「豊島区国際アート・カルチャー都市構想」「としま100人女子会」などの政策を掲げ、行政と民間が一体となり、妊娠や出産の相談や「子育てナビゲーター」の設置などで、子育てしやすい環境の整備を始めました。
また、市街地の再開発により、区役所のある超高層タワー「としまエコミューゼタウン」の再開発プロジェクトや、住宅・オフィス・商業施設・保育施設等により木造住宅密集地域の改善を行うとともに、防災拠点と連携した防災機能を導入し、災害に強い街の実現を図るようです。
大学の新キャンパスの開校予定や「Hareza池袋」というミュージカルや伝統芸能を公演するホールや、アニメ、サブカルチャーを楽しめる空間として8っの劇場を備え、「中池袋公園」はアニメファンの女の子たちの交流の場を作ったり、「豊島区立トキワ荘マンガミュージアム」をオープンさせたりと、若い人達が街に増えて賑わいを見せるようになってくるかと思います。
そもそも、豊島区の池袋駅ではJR東日本の乗降客数は新宿駅に次ぎ、第2位となります。多くの百貨店、商業施設があり、多くの人で賑わっているイメージではあったのに、実際は「消滅可能性都市」に指摘されてしまうような事もあると、住民も含め街全体で活性化する努力をすることが必要なのだと思います。
街が活性化すると、その街に住みたいと思う人が増え、資産価値が高くなっていくと思います。現状だけでなく将来に向けてどのような政策を検討しているかも、街選びの方法の一つとなっても良いかと思います。
リニュアル仲介、前田でした。