マンション

資産価値を守る マンション管理、収支改善のコツ?!

分譲マンションの管理組合で収支が悪化するところが増えているようです。区分所有者から集める駐車場利用料が車離れで減る一方、支出は電気料金引き上げなどで増えているためで、収支悪化を放置すると廊下やエレベーター、排水管など「共有部」にかけるお金が減り、マンションの資産価値は下がりかねないようです。

日経新聞に下記の事例が出ていましたので、記事をお借りすると、収支を改善するポイントがあるようです。

横浜市内にある築18年のマンション。100台収容できる機械式駐車場が稼働しているが、住民が使うのは60台だけ。残りのうち30台は駐車場のサブリースを手掛ける日本駐車場開発と契約している。法人の営業車向けにまた貸しして、年間で360万円の収入を得ているという。

一般的に管理組合の収支は住人からの駐車場利用料と管理費が柱。一方、支出は日常の清掃や簡単な修理等をする管理会社に支払う委託費、廊下の照明やエレベーターなどの電気代が中心だ。収支が悪化する最大の要因は「機械式駐車場の稼働率低下で収入が減っていること。都内ではカーシェアリングを利用する家庭が増え、また高齢を理由に運転自体を取りやめている人も多いようです。

管理組合の収入が大幅に減ると、電球が切れても交換できなかったり、配管掃除の回数を減らしたりせざるを得ないなどマンションの資産価値が下がる可能性があります。毎月の管理費を上げる事ができれば収入は増えますが、管理組合の総会で過半数の出席と、出席者の過半数の賛成が必要であり、ハードルは高いようです。

住宅購入の際には管理組合の収支状況についても把握する必要があるようです。

法人営業部 犬木

———————————————–

「資産となる不動産を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

10月24日(土)11月21日(土)12月19日(土)

———————————————–

 

 

3LDKか、2SLDKか?前のページ

9月26日に開催いたしました次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  3. 住宅購入と 生涯の資金計画
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    雪崩の速度はご存知ですか?

    雪崩とは、斜面に積もった雪が、重力の作用で下方に滑り落ちる現象のことで…

  2. 不動産取引ガイド

    私道にまつわるトラブルとは?

    一般的に不動産購入において、「私道」には気を付けよう、と言われています…

  3. 不動産取引ガイド

    中古+リノベーションの進め方

    新築注文住宅は高くて手が出ない。かと言って建売住宅ではいま一つ満足でき…

  4. 不動産取引ガイド

    マンションに豪華な共用施設は必要なのか?

    新築マンションの新聞折り込みなどに「豪華な共用施設でお客様をお出迎え」…

  5. 欠陥・トラブル

    政府が相続登記の義務化を検討!?

    先日、「政府が相続登記の義務化を検討」というニュースが報じられました。…

  6. 不動産取引ガイド

    長期優良住宅【 省エネ住宅シリーズ】

    長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造…

  1. 不動産取引ガイド

    令和元年版消費者白書をご存知ですか?!出来れば避けたい不動産トラブル事情・・・
  2. 不動産取引ガイド

    売る時に価格が下がりやすい物件とは?(自主管理のマンション編)
  3. 不動産取引ガイド

    人の移動の時期とかなり、不動産の買い替えが増えています!
  4. 不動産取引ガイド

    間取りを変更できる家
  5. 不動産取引ガイド

    家族の成長に合わせて変化させ続けるくらし
PAGE TOP