不動産取引ガイド

不動産の贈与と注意点

たまにですが、「マンションを妻名義にしたい」「親の土地を自分名義にしておきたい」といった不動産の名義変更についてご相談をいただくことがあります。

節税対策も含め色々なご事情があるかと思いますが、その手続き、細心の注意が必要です。

まず、単純に不動産の名義を変えると言っても、名義の変更には「原因(=理由)」が必要です。

不動産の名義を変更するには、「売買」「贈与」などの法律行為がなければいけません。

代金を支払うのであれば「売買」でOKですが、大抵の方は支払などしませんので、「贈与」に該当してしまいます。

「贈与」に該当すると発生するのが「贈与税」です。

さらに不動産をもらった方には「不動産取得税」も発生します。

名義変更するには登記も必要ですので「登録免許税」もかかります。

多くの方は、これらの税金がかかることをお話しすると、手続きを中断されるご判断をされます。

贈与税に関しては、1年あたり110万円以内の贈与税額である場合や、条件を満たした夫婦間での贈与の場合、相続税精算課税制度を用いる場合など、いくつか減税となるケースがあります。

それでも不動産取得税や登録免許税はかかりますので、ある程度コストがかかってしまうことは避けられません。

何のために名義を変更するのか、それによりどんなメリットとデメリットが発生するのか。

検討事項は多岐にわたります。

不動産についてのお悩みは、リニュアル仲介のエージェントへお気軽にご相談ください。

***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/ (ご利用は無料です)

**************************************************

マイホームを持っているとかかる税金前のページ

不動産購入時に必ず目にする登記簿謄本。次のページ

ピックアップ記事

  1. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 危険な場所は 地形図で見分ける
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    戸建てリノベに関する情報満載のオウンドメディア

    戸建てリノベに関する情報満載のオウンドメディア 「戸建てリノベINFO…

  2. 不動産取引ガイド

    間取りの失敗ランキング!

    現在、自宅の建て替え計画がありますのでいろいろな雑誌を見ます。そこ…

  3. 不動産取引ガイド

    低炭素住宅【 省エネ住宅シリーズ】

    省エネ住宅シリーズ、今回は低炭素住宅です。低炭素建築物として認…

  4. 不動産取引ガイド

    物件選びのおかしな条件

    今回は最近電車で見かけたおかしなCM映像について触れたいと思います。…

  5. 不動産取引ガイド

    国民年金の「納付期間45年へ延長」住宅購入を消費ではなく未来への貯金に代える方法

    政府が国民年金の保険料の納付期間を20歳から65歳までの45年間に延長…

  6. 不動産取引ガイド

    「建物のオバケ」が見つかった?

    本当はそこには存在しないのに、土地のうえに何かある!?今回は、…

  1. 不動産取引ガイド

    なぜ今,平屋が人気なのか
  2. マンション

    収入の範囲で買うことができる物件選択ではなく、 資産価値が目減りしにくい物件を理…
  3. お金・ローン・税金

    新築は10年保証が義務。では、中古は何年でしょう?
  4. 不動産取引ガイド

    不動産購入時に「退職金で一括返済」の計画は注意が必要?!
  5. 不動産取引ガイド

    インテリアカラーはどうやって決める?
PAGE TOP