不動産取引ガイド

マイホーム(マンションと一戸建て)

マイホームを探す時、マンションと一戸建てどちらを選びますか。
マンションと一戸建てのメリット・デメリットを調べてみました。

■マンション

【土地】

マンションの敷地は購入者(区分所有者)全員の共有物となります。

【建物の権利】

購入者が自由に売買できる専有部分と、購入者全員で管理する共用部分とに分かれています。

【建物の維持管理】

マンションでは他の区分所有者と合意形成をはかりながら行う必要があります。
修繕費用は毎月修繕積立金として集める。

【メリット】

・立地が良い
・セキュリティが良い
・共用の施設・設備がある
・ワンフロアで高齢者も暮らしやすい
・気密性・断熱性が高い
・眺望や採光が良い
・耐用年数が長い
・将来売却がしやすい
・維持管理の負担が少ない
・居住者同士のコミュニティが形成される

【デメリット】

・管理費・修繕積立金が必要
・駐車場代がかかる
・面積が狭い
・音やプライバシーのトラブルが起きやすい

【資産価値】

建物が古くなるにしたがって資産価値が徐々に下がっていくのが通常ですが、下がり方は緩やかです。
何年後まで価値があるかは維持管理の状態などにもよりますが、築50年前後でも中古市場で売買されている物件もあります。

■戸建て

【土地】

基本的に敷地のすべてが購入者のもの。

【建物の権利】

すべてが購入者のもの。

【建物の維持管理】

建物の補修や改装を行う予算や、日取りを自分の都合で決められますが修繕費用を計画的に準備しておく必要があります。

【メリット】

・音のトラブルが少なく管理規約によろ制約がない
・隣近所との関係が濃厚になりやすい
・管理費や修繕積立金の支払いがない
・駐車場代かからない

【デメリット】

・建物の維持管理にまとまった費用が必要になることがある
・玄関の他に窓の施錠も必要など防犯面に気を付ける
・階段がある場合は有効面積が少なくなり、家事動線が制約される場合がある

【資産価値】

一戸建ては建物の価値が早く下がるので当初の資産価値の目減りはマンションより大きいですが、建物の価値がゼロになった後も土地の価値は変わらずに残ります。
ただし、建物の維持管理やリフォームの状態を中古価格の査定時に反映させる傾向が出てきているので、状態の良い建物だと築30年以上でも価値を評価されるケースがあります。
また、取り壊して立て直す事ができます。

いかがでしょうか、マンションと一戸建てそれぞれにメリット・デメリットがあります。
自分の生活スタイルに合うお住まい探しをして頂ければと思います。

リニュアル仲介、渡辺でした。

不動産エージェントを味方につけよう:家探しの成功の秘訣前のページ

マンションの管理形態の種類次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 危険な場所は 地形図で見分ける
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. 住宅購入は不安でいっぱい
  5. 住宅購入と 生涯の資金計画

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    長周期地震動とは

    3月16日午後11時34分ごろと同36分ごろ、宮城、福島の両県で震度6…

  2. 不動産取引ガイド

    物件情報を探す時のコツ(物件価格編)

    ネット環境が整った今や不動産情報は、スマホで通勤時間、お昼休憩などのち…

  3. リノベーション

    建物の構造に関する基準として耐震等級があります。

    おはようございます。リニュアル仲介の渡辺です。最近耐震等級の問…

  4. 不動産取引ガイド

    「本気の街づくり」を目指した豊島区!

    2014年5月に豊島区は23区で唯一、「消滅可能性都市」と指摘されたこ…

  5. 不動産取引ガイド

    「住宅購入で大切な「接道義務」の基本を理解しよう」

    住宅をはじめ不動産にとって「道路」の規定はとっても重要です。不動産…

  1. 不動産取引ガイド

    耐震改修工事の補助金が使えない時期がある?!
  2. 不動産取引ガイド

    自宅に居ながら不動産売却査定(AI評価)!『全国マンションデータベース』を活用し…
  3. 不動産取引ガイド

    熊本地震から1年…地震対策はされてますか?
  4. 不動産取引ガイド

    2020 年12月度の不動産相場
  5. 不動産取引ガイド

    家の購入時にかかる税金
PAGE TOP