不動産取引ガイド

不動産を「エバリュエーション」しましょう!

「エバリュエーション(evaluation)」という言葉をご存知ですか?

翻訳すると「評価、算定」という日本語になるようです。

この度、(公財)不動産流通推進センターでは「不動産エバリュエーション専門士」という資格制度を発足させたというニュースがありました。

同センターでは、周辺環境や地盤等を含めた不動産の良い面を評価し、その活用方法を提案できる専門家を育成し資格認定する、というプログラムを提供しているようです。

不動産関連では他にも、不動産コンサルティングマスター、住宅販売士、ホームインスペクターなど、様々な民間団体が色々な資格制度を提供しています。

どの資格も、お住まい探しをしている方が安心して住宅購入ができるように、その営業マンが不動産に関する調査手法や診断能力を有していることを証明するためのものになっています。

こういった認定制度や資格が増えている背景には、「安心して住まい購入をしたい」という相談者様のニーズが増えている、ということがあると思います。

最近の自然災害の増加による浸水ハザードリスクや地震による倒壊リスク、さらには人口減少による「負」動産問題など、住宅にかかわる様々な問題が顕在化している状況があります。

また、インターネットなどの情報氾濫により、住宅購入に際して、何に気を付けたら良いのか、誰に相談したら良いのかがわかりにくくなっている、という事情もあるかと思います。

営業マンの持っている資格や知識の量なども大切ですが、お住まい探しをされている方は、本当に親身になって物件探しをサポートしてくれる信頼できる不動産営業マンを探しましょう。

不動産購入時にチェックをしましょう!内見時に気になる『結露』について前のページ

つなぎ融資とはどのような融資なのか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 住宅購入と 生涯の資金計画
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. 住宅購入は不安でいっぱい
  5. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    2019 年9月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2019…

  2. 不動産取引ガイド

    マイホーム(土地探しのポイント)

    注文住宅を建てる場合、土地から探し、新築戸建てや中古住宅を探すときは住…

  3. お金

    火災保険を検討する際には金額だけではなく、提供サービスにも目を向けましょう。

    最近、保険会社のスマートフォン向けのアプリが増えています。保険契約者で…

  4. 不動産取引ガイド

    地盤の簡単なチェック方法

    地盤の悪い地域だと知らずに購入して、家が傾きボールが転がりだした・・…

  5. 不動産取引ガイド

    地震リスクを少なくする家の買い方 土地(エリア)と建物性能は分けて判断する

    1月1日に発生した令和6年能登半島地震は甚大な被害をもたらしました。亡…

  6. マンション

    マンション購入時に気になる「管理状況」と「高齢化問題」?!

    マンション購入時に気になることの一つに「管理状況」というものが挙げられ…

  1. 不動産取引ガイド

    海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 7 【事前準備~売買契約締結 編 5/9】…
  2. 不動産取引ガイド

    陸の孤島がますます増える
  3. 不動産取引ガイド

    査定方法について
  4. 不動産取引ガイド

    リフォーム予算の考え方
  5. お金・ローン・税金

    耐震等級て何?
PAGE TOP