不動産取引ガイド

土地の種類に要注意

購入する土地の種類について注意が必要なケースがあります。

登記された土地の種類「地目」に注目

購入しようと思った物件が決まったら、登記の「地目」も確認してみましょう。

一般的な地目は「宅地」となっているか「公衆用道路」となっているかと思います。

場合によっては、「山林」や「雑種地」になっているケースもあります。

この場合だと、融資を受ける金融機関から「宅地」への地目変更登記を要請されることもあるので、スケジュールにも注意しましょう。

最も注意が必要なケースは、地目が「畑」や「田」になっている場合です。

例えば、購入を検討する不動産が「市街化町区域」の場合であれば、農業員会への「届出」が必要になります。

一方で「市街化調整区域」である場合には、農業委員会の「許可」を取得する必要が出てきてしまいます。

こうなると、購入検討者が農業従事者であるか等の要件が出てきますので、そもそも購入ができないこともあるので注意が必要です。

固定資産納税通知書に記載された「現況」にも注意

もうひとつ注意が必要なケースが、固定資産納税通知書に記載された地目が「畑」や「田」になっていないか、という点です。

登記の地目が「宅地」になっていたとしても、固定資産納税通知書上の土地の種類が「畑」や「田」になっていると、同じように農業委員会への届出や許可が必要になります。

こちらも同じように注意しましょう。

こうした注意すべきポイントは、たいてい販売チラシにも記載してありますが、端っこに小さく書いてあることがあります。

もし気になる物件があれば、まずは一度リニュアル仲介までお気軽にご相談ください。

必要な手続きや解決方法をご案内させていただきます。

火災保険の基礎知識 知っておきたいポイント(その2)前のページ

日本家屋の古さに価値⁉次のページ

ピックアップ記事

  1. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    マンション購入後は「オーナーコネクト」登録を!資産ウォッチを通じて売り時を逃さない!

    ■マンション購入後のアフターサービスは資産ウォッチツール「オーナーコネ…

  2. 不動産取引ガイド

    自由にリフォームができない!?~住民協定、建築協定~

    今回、お客様にご案内した物件の販売図面に、「住民協定あり」という記載が…

  3. 不動産取引ガイド

    どうなる今後のマンション価格!?物件価格と金利の影響についても

    ・マンション価格の中期予測(一財)日本不動産研究所が、東京23…

  4. お金・ローン・税金

    フラット35がより使いやすくなりました

    フラット35が「より手軽に」「より分かりやすく」「より速く」お客さまに…

  5. 不動産取引ガイド

    リフォーム補助金を使いたい!でも…

    現在リフォーム工事に対する様々な補助制度が運用されています。上手く…

  6. 不動産取引ガイド

    建蔽率(けんぺいりつ)と容積率の目的

    建ぺい率と容積率があるのは何のためでしょう。間取りや構造以前に…

  1. 不動産取引ガイド

    知っておくと楽?!不動産購入時に必要な書類について
  2. 不動産取引ガイド

    見つけたら注意したい仮登記
  3. 不動産取引ガイド

    資産価値の下がりづらい土地を購入するための5つのポイント
  4. お金・ローン・税金

    2022年2月 フラット35金利のご案内
  5. 不動産取引ガイド

    アマゾンも注目するドローン(小型無人機)!インスペクションに応用すると・・・?!…
PAGE TOP