不動産取引ガイド

ドクトール?

ドクトールと言う言葉を聞いた事がありますか。

これは先日報道番組で紹介されていました商品の名前です。
今年の7月、静岡県熱海市で起きた大規模な土石流がおき、盛り土と言う言葉がニュースでも特集が組まれていましたが気候変動による大雨で土砂災害が多発しています。
静岡県熱海市の大きな被害から浮上したのが盛り土の問題です。
本日のニュースでは、盛り土された土地の前の所有者である不動産管理会社の元代表に対する業務上過失致死の疑いなどで本格的な捜査が入ったそうです。

この盛り土問題を受け、全国に5万ヵ所以上ある盛り土の実態調査が始まったそうです。
原因の一つとされる「建設残土」をめぐり、規制を強化する自治体、安全な活用する方法を模索する企業が紹介されていました。

その中で千葉県の自治体が盛り土の危険な場所の対策にこのドクトールを開発した会社と一緒に土地の改良を試みを取材されていました。

建設工事で出る「建設残土」は、産業廃棄物とは異なり明確な規制がなく、埋め立てや盛り土の現場で不法に投棄されてしまうケースもあり、そんな残土問題を解決しようとしている、ベンチャー企業が残土の様々な処理方法の開発に取り組んで20年にわたる研究で、独自の土壌固化材「ドクトール」を開発したそうです。
環境にやさしく、地震や土砂崩れにも強いということでしたので今後の問題がある土地の改良に是非とも役立ててほしいと思います。

ドクトールとは

ドクトールとは、建設発生不良土をその場で高品質に改良・安定化する不溶化剤です。
再泥化しにくい特色を持ち建設現場など即効性が求められる場面で強みが発揮できます。

無機系リサイクル資源を有効活用した環境負荷低減型の土壌改良工法で建設残土や泥土、建設汚泥、浚渫土等を再利用するための無害で環境負荷もい固化材の提供をコンセプトに開発されました。

今、問題になっている環境問題や自然災害がおきる一方、企業が持っている知識を用いて土地改良ができることはとても素晴らしい事だと思います。
二度と人為的な被害に合う事がないよう、そして自分たちの身の周りの人たち被害が起きないようたくさんの知識を持つことの大切さを実感させられた番組でした。
お住まい探しの方や持ち家の方へ少しでもお役に立てば幸いです。

リニュアル仲介 渡辺でした。

 

中古戸建てを購入する際に耐震改修の補助制度を利用したい前のページ

納得できる 土地選びのポイント2次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 住宅購入は不安でいっぱい
  3. 土地価格の相場を知る方法
  4. 危険な場所は 地形図で見分ける
  5. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    相続不動産(空き家含む)は早く売却した方が良い!何故なら・・・。

    ■相続した不動産(空き家含む)は早く売却した方が良い?!某大手新聞…

  2. 不動産取引ガイド

    2024年の住宅市場:価格動向から見る賢い不動産選び

    こんにちは、不動産エージェントの中田です。今回は、2024年の住宅…

  3. 不動産取引ガイド

    住む街を決める時に重要視することは何ですか?

    住宅購入する時に、住む街を決めて探し始める方が多いと思います。…

  4. 不動産取引ガイド

    お住まい購入のリスクを見抜く、不動産登記簿謄本の見方

    普段あまり目にすることのない不動産の登記簿謄本(今は登記情報といいます…

  5. 不動産取引ガイド

    2020 年5月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2020…

  6. 不動産取引ガイド

    住宅購入時に地名(合成地名)から考える、過去の歴史とは?!

    全国には無数の地名があり、古くから伝わる地名もあれば、最近になって生ま…

  1. 不動産取引ガイド

    住宅購入の失敗は不適切な予算設定が原因
  2. 不動産取引ガイド

    売主居住中の物件は、売主様に直接確認できる絶好の機会。
  3. 不動産取引ガイド

    瑕疵(かし)保険とは?
  4. かし保険

    築浅物件ならではの注意点≪中古住宅の保証 その④≫
  5. 不動産取引ガイド

    行政の不動産情報が統合され、便利な世の中になる?!
PAGE TOP