不動産取引ガイド

窓はここ10年で大きく進化

窓はアルミサッシが70年代にかけて急増し、90年代に入り、住宅の断熱性能の向上が言われ始め、アルミと樹脂の複合サッシが誕生し、今では多くの住宅で使われています。

ガラス板も、1枚から2枚の複層構造となり、熱を遮り、音を遮り、隙間風を遮り快適な生活に貢献しています。
窓枠の素材は「樹脂」が一番温熱環境に影響されないといわれています。

4,5年前から住宅雑誌を取り寄せていますが窓の基準が複合ガラスからトリプルガラスに変わってきております。

サッシの方もアルミサッシから樹脂サッシにかわりつつありますが各サッシのメリット・デメリットを調べてみました。

[アルミサッシ]
メリットは
・軽量で開閉しやすい
・耐火性がよい
・耐久性がよい(雨風に強く錆びにくい)
・比較的安価
デメリットは
・熱伝導率が高く、外気の温度がダイレクトに伝わりやすい。
(お鍋をイメージするといいですね。)
・夏場は暑く、冬場は冷える。(室温に影響がでる)
・窓に結露が発生しやすい。

[アルミ樹脂複合サッシ]
室内側は断熱性の高い樹脂、外側は耐久性の良いアルミの構造です
メリットは、
・外側の劣化を防ぐ
・断熱性が良い
・種類が豊富
デメリットは
・樹脂サッシと比べると断熱効果が少ない。

[樹脂サッシ]
メリットは
・高断熱
・結露が起こりにくい
・気密性も高い
・カラーバリエーションが豊富
デメリットは
・樹脂面の経年劣化がある
・アルミより強度が弱い
・価格が高い

それぞれ特徴がありますが大きくは樹脂を用いたことですね。
樹脂はアルミと比べて熱伝導率が 1/1000 程度。
圧倒的に熱の損失が違いますね。
外気の温度影響を受けにくくなったことが分かります。

 

窓はアルミサッシが70年代にかけて急増し、90年代に入り、住宅の断熱性能の向上が言われ始め、アルミと樹脂の複合サッシが誕生し、今では多くの住宅で使われています。

ガラス板も、1枚から2枚の複層構造となり、熱を遮り、音を遮り、隙間風を遮り快適な生活に貢献しています。
窓枠の素材は「樹脂」が一番温熱環境に影響されないといわれています。

これからはお住まい探しの条件の中に窓も重要なポイントなので参考になれば幸いです。
リニュアル仲介、渡辺でした。

相続した空き家の解体費はいくらぐらい掛かる?!前のページ

住宅購入時に敷地についてしっかりと把握していますか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    2018 年9月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2018…

  2. かし保険

    『中古住宅 瑕疵(かし)保険』売主側のメリットは?≪中古住宅の保証 その③≫

    「瑕疵保険は、売主が賠償補償費用負担を回避すべく、売主が掛ける」といっ…

  3. 不動産取引ガイド

    不動産購入時に気にすべき?!『路線価』とは?!

    ■そもそも路線価とは何なのか?!路線価とは主要道路に面した土地の1…

  4. 不動産取引ガイド

    その住宅の面積、合っていますか?

    マンション購入の際に、購入検討者の方から多くいただく質問のひとつが、床…

  5. 不動産取引ガイド

    建物調査のデメリット

    不動産売買に際して行う建物の調査のことを、「建物状況調査(インスペクシ…

  6. 不動産取引ガイド

    「東京23区は億ションだらけ?!」は間違い!

    東京23区の新築マンションは2023年、平均価格で1億円超えが続いてい…

  1. 不動産取引ガイド

    雹の被害は春も注意が必要!!
  2. 不動産取引ガイド

    コロナ禍でもマイホームを「今、あえて買う」理由
  3. 不動産取引ガイド

    マイナス金利効果?!で住宅購入者が増えています。購入後の引越し業者の選定方法をご…
  4. 不動産取引ガイド

    戸建てに似ているけど違う「テラスハウス」とは?
  5. お金・ローン・税金

    家は安全でなければならない各種制度をフル活用し経年変化の良さを活かした家に
PAGE TOP