不動産取引ガイド

木の家の特徴

木の家は寒いといった印象があるかもしれませんが、実際には優れた温度調節の特徴を備えています。
木の家は高い断熱性と肌触りの良さが魅力があります。
木材はコンクリートや金属と比較して熱伝導率が低く、断熱性が高いといった特徴があります。
木は多くの空気を含んだ素材であるため外気の影響を受けにくく、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室温が保たれるのそうです。

実際に以前の我が家は築70年以上の建物でしたが断熱材も入っていない為、床から底冷えがし各部屋の仕切りがふすまやガラス戸の為、すきま風が入りどんなに暖房をつけても暖かい部屋にはなりにくかったです。
現在の家は大工さんのご厚意で少し多めの断熱材とトリプルガラスの為、一台のエアコンで部屋全体が温まり高断熱高気密な住まいとなりました。

木の家で寒いと感じられる原因は窓から侵入する冷気やサッシの隙間から入ってくる隙間風が原因である場合が多いといえます。
大きな窓があったり、サッシに隙間ができていたりすると、冷気を遮断できずに室温が低下してしまうので木の家ではまず、窓や隙間からの冷気を防ぐことが基本的な防寒対策となります。

■寒さが気になるときの対策方法

1:窓から侵入する冷気を防ぐ

冬場の寒さ対策でもっとも重要なポイントは窓です。
窓は、外から冷気が侵入しやすく、室内の暖かい空気が逃げてしまうため、手軽な防寒対策としては、断熱性の高いカーテンの利用をお勧めいたします。
ポイントは長めのサイズのものを選び、上部やサイド部分を覆うようにリターンをつけて隙間をつくらないようにすることです。
耐熱性の高い素材を選べば、防寒対策が十分であるケースですがここで一工夫、カーテンの長さを床面より少し長く、そして脇をレースカーテンを包むようにすると冷気を防ぐことができます。
リビングや居室などの防寒対策としては、とても有効な方法です。

また、お風呂場の窓といったカーテンを利用できないスペースでは、断熱シートを利用してみるのもひとつの方法です。
ホームセンターなどでさまざまな種類やサイズのものが市販されているため、自分でできる簡単な寒さ対策となります。

2:床の冷たさの解消

冷気は部屋の下のほうへ集まる性質があるため、足元の寒さ対策も重要となります。
一戸建てにおいては、あらかじめ1階部分に床暖房を取り入れているところも多いものの、建築後に取り入れるのは容易ではありません。
自分で手軽にできる防寒対策として手軽なのはラグやジョイントマットなどを利用して、床からの冷気を遮断する方法です。
我が家は赤ちゃんとペットの為、ジョイントマット使用しています。ハイハイがしやすいのと悲しいですが猫の爪とぎにもなります。
また、市販の断熱シートをマットの下に敷くと、さらに防寒性能が高まります。安価で手軽に導入できるだけでなく、クッション性があるため小さな子どもやペットのケガ予防にもつながる点が大きなメリットです。

3:暖房器具を効果的に使う

寒さ対策としては、冷えやすい場所に暖房器具を設置するのも有効です。
特に、窓の下に設置できる窓下専用のヒーターは、工事不要で設置でき、場所もとらないため利便性が高いようです。

■夏の暑さが気になるときの対策方法

 

1:通気性を高める

暑さ対策の基本は、室内に熱がこもらないようにすることです。
冷房を使用するときには、先に複数の窓を開け放し、風の通り道をつくって熱気を外に追い出しましょう。
必要に応じてサーキュレーターを使い、空気の循環を助けるのも効果的です。

2:直射日光を遮断する

夏の暑さをもたらす原因のひとつに、日中の直射日光を遮断できる対策方法としては、遮光カーテンや遮熱フィルム、ブラインドの使用があげられます。
遮光性とともに断熱性に優れたカーテンは、夏の暑さ対策だけでなく、冬場の寒さ対策にも活躍する優れたアイテムとなるため、ある程度のコストがかかっても機能的な素材を選ぶといいようです。

3:打ち水で建物周りの気温を下げる

打ち水には暑さ対策として一定の効果があるだけでなく、ほこりの発生を抑制できるといったメリットもあります。
ただ、昼間の暑い時間帯に行うと、水が一気に蒸発することで湿度が高まり、かえって不快に感じられてしまう場合がありますので
打ち水をする際は、朝や夕方の比較的に涼しい時間帯を選ぶと良いそうです。

参考になれば幸いです。
リニュアル仲介、渡辺でした。

マンション購入前に必ずチェック!修繕計画で見極める住まいの質前のページ

家でのストレス次のページ

ピックアップ記事

  1. 土地価格の相場を知る方法
  2. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    ペットと暮らす家

    少子化する一方でペットの数は急増し、小さな子供といる家庭よりもペットの…

  2. 不動産取引ガイド

    マンションの管理形態の種類

    マンションをご検討の方は必ずチェックする項目の『管理形態』ですが、何種…

  3. 不動産取引ガイド

    2019 年10月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2019…

  4. 不動産取引ガイド

    住宅ローンの繰り上げ返済 利息軽減のポイント!

    ローン返済中の方、今からローンを借りる方も「借金をできる限り早く完…

  5. お金・ローン・税金

    住宅購入時の自己資金の目安ってご存知ですか?

    住宅取得に必要な資金は、住宅ローンで賄うのが一般的な考え方ですが、住宅…

  6. 不動産取引ガイド

    借地権の全体像について

    借地権とは?借地権とは、他人の土地を一定期間借りて、その上に自分の…

  1. お金

    賃貸併用住宅の落とし穴?!収支に注意を!
  2. 不動産取引ガイド

    <コロナ禍の不動産購入知識> 「ベランダカフェ」という言葉をご存知ですか?
  3. 不動産取引ガイド

    「マンションは管理を買え」って聞いた事ありませんか?!今後、マンション管理の認定…
  4. お金・ローン・税金

    「苦しい資金計画」
  5. お金・ローン・税金

    マンションの価値に影響する管理規約や財務状況について…
PAGE TOP