不動産取引ガイド

燃えない街づくり

「木密(もくみつ)地域」という言葉をご存じでしょうか。

正式には「木造住宅密集地域」のことを言います。
「木密地域」では、道路や公園等の都市基盤が不十分なことに加え、老朽化した木造建築物が多いことなどから、地域危険度が高く、「首都直下地震による東京の被害想定」(2006年 東京都防災会議)においても、地震火災など大きな被害が想定されています。

木造住宅が密集し、道路幅も狭いため、一度火災が発生してしまうと、延焼の危険性が非常に高くなってしまいます。

これを解消するために、「木密地域不燃化10年プロジェクト」というものが東京都では行われています。
東京都都市整備局http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/mokumitu/
具体的には、それぞれ解消すべき特区を定め、計画道路を整備し延焼を予防、木造空き家などの解体費用を助成、といった施策が進められています。
各住戸単位の耐震・防火対策も必要ですが、マクロな視点で「燃えない街づくり」もより安全な住環境を作るうえでは重要になります。

お住まい探しの際には、人口予測や都市計画なども含めて、立地選びにも注意して進めたいものですね。

———————————————-

「資産となる不動産を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.jp/semi/

———————————————–

旧耐震マンションにフルリノベ前のページ

フラット35の借り換えについては「借り換えシミュレーション」を活用しましょう!次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入と 生涯の資金計画
  2. 立地適正化計画をご存知ですか?
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. 住宅購入は不安でいっぱい
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    阪神淡路大震災以後の木造住宅の改正

    今年の元旦、能登半島地震の被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。…

  2. 不動産取引ガイド

    宅建業者について

    今回は不動産業以外の方にはあまり知られていない、宅建業者の事についてお…

  3. 不動産取引ガイド

    不動産取引は非対面になるのか

    先日も不動産の引渡決済がありましたが、年度末の銀行で2時間近い時間がか…

  4. 不動産取引ガイド

    IT重説が仮スタート!不動産取引のIT化は加速するのか?

    令和1年10月1日より、ITを活用した不動産売買に係る重要事項説明等の…

  1. 不動産取引ガイド

    オリンピック効果で不動産価格はどう変化するのか??
  2. 不動産取引ガイド

    人口減少と極端な少子高齢時代に突入した日本。
  3. 不動産取引ガイド

    住宅ローン|銀行、保証会社、不動産業者の関係
  4. 不動産取引ガイド

    中古戸建てを検討される方へリフォームの優先順位を間違えないで!
  5. 不動産取引ガイド

    おとり広告が減っている!? インターネット広告の適正化に向けて
PAGE TOP