不動産取引ガイド

「謄本」「抄本」その違い、ご存じですか?

不動産購入等の手続きの際に必要となる書類に、登記簿「謄本」や戸籍「抄本」等を求められることがあります。
「謄本」「抄本」等の使い分けに関する豆知識です。

まず、おおもとになるオリジナルの書類を「原本」といいます。
実際に署名された書類や、捺印された書類がこれですね。

つづいて「謄本」とは、原本と一字一句同じ内容を書き写し、原本と相違ないことが証明された文書を指します。
そして最後に「抄本」ですが、こちらは原本の「一部の記載内容」を写して、原本と相違ないことが証明された文書です。

たとえば「戸籍」とは役所に保管されているオリジナルの簿冊(又はデータ)であり、役所の窓口で交付してもらえるのは、実はその写しなのです。
戸籍「謄本」というと原本である戸籍に記載された事項のすべてが写されている文書であり、戸籍「抄本」は一部の者についてのみ記載された文書になります。

ただ、最近では役所でも「戸籍謄本」とは呼ばず、戸籍全部証明書や戸籍一部証明書などと呼ぶケースもあるようです。

普段何気なく使っている用語も、実は明確な定義があるものですね。

———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

通勤時間で失うもの前のページ

不動産価格の妥当性を判断する方法次のページ

ピックアップ記事

  1. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  2. 住宅購入と 生涯の資金計画
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    担保評価が低くなる土地

    住宅ローンの事前審査では、実質的にまだ物件が決まっていないことも多く、…

  2. 不動産取引ガイド

    不動産の持分はどこへ?

    相続にまつわる、気を付けたい事例のご紹介です。Aさんは、お父様…

  3. 不動産取引ガイド

    「新築」と「築後未入居」の違いは何か?

    不動産の広告には、その物件が新築か中古かについて明記されています。…

  4. 不動産取引ガイド

    建物状況調査に関する少し深い情報 その3

    建物状況調査シリーズです。改正宅建業法が施行され、にわかに不動…

  5. 不動産取引ガイド

    注文住宅と建売住宅の違い?

    家が欲しいと思いいざ購入にむけて探しだすと新築住宅、中古住宅、土地…

  1. 不動産取引ガイド

    フラット35不正利用問題について思うこと
  2. 不動産取引ガイド

    2022年7月度の不動産相場
  3. 不動産取引ガイド

    「東京23区は億ションだらけ?!」は間違い!
  4. 不動産取引ガイド

    資産移転をスムーズに!相続時精算課税制度を使った賢い住宅購入術
  5. 不動産取引ガイド

    家売るオンナ?!
PAGE TOP