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快適なインテリア空間を演出する照明計画

照明は明るさだけではなく、その光による美しい陰影がもたらす落ち着きと安らぎによって、
快適なインテリア空間が演出できます。

以前の住宅照明は天井の中央に大型器具を1灯配置する1室1灯でしたが最近では
中央に大型器具とは別に邪魔にならない大きさの照明器具を幾つか配灯し、それらの点滅・調光により
雰囲気も変えられる多灯分散型に変わりつつあります。

照明計画は下記の3つの事柄を考慮して行うといいそうです。
1.スペースの用途に適した光源の種類の選定
2.イメージに合い使用目的の変化に対応できる照明器具とスイッチの選定
3.家具の位置と動線を考慮したスイッチ・コンセントの種類と位置の選定

照明用の光源の種類
光源の発光原理には物体を熱して発光する熱放射(白熱ランプ)とそれとは発光の仕組みが異なるルミネッセンス(蛍光灯やLED、HID)の2種類があります

蛍光ランプ

・白熱ランプと違い、フラットな拡散光が得られるため、陰ができにくく露出して使用してもあまりまぶしさを感じません。
・白熱ランプよりも寿命が長く、LEDよりも安価です。
・スイッチを入れてからフル点灯まで、やや時間がかかるものがあり、ON・OFFを頻繁に行う場所には、ランプを著しく消耗するため、あまり向いていません。
・基本的には調光できませんが、一部調光機能(段調光・連続調光など)のある回路では調光に対応できる場合もあります。

白熱ランプ

・落ち着いた雰囲気で、くつろぎ感を演出できます。
・点光源で輝度が高く、陰影ができることで、ツヤや立体感の表現にすぐれています。
・また、色の再現性に優れ、赤みを帯びたやわらかく暖かい光にはムードを演出したり、料理をおいしそうに見せる効果があります。
・スイッチを入れるとすぐに点灯するので、階段や廊下など滞留時間が短く、ON・OFFを頻繁に行う場所におすすめです。
・調光器との併用で、調光もスムーズに行うことができます。
・ただし、電気代は若干高くなり、ランプの寿命も短めとなります。

LEDランプ

・蛍光灯や白熱灯と異なり、紫外線や赤外線などをほとんど含んでいません。
・このため、文化財や美術品、生物など、熱や色退色に弱い照射物にも従来光源よりも安心して使用することができます。
・長寿命で省電力に優れています。
・スイッチを入れたらすぐに点灯し、陰影をつくる光やフラットな光など、器具によって様々な表現が可能です。
・従来の光源よりも若干高価で、器具と一体型のものは交換時は器具ごと交換が必要な場合があり、調光に対応していない場合があります

ペンダントライト

・ダイニング(食卓)など空間アクセントとして演出と機能性をもった吊り下げ型の照明です。
・デザインや用途も豊富になっています。
・使用場所としては食卓(ダイニング)、リビング、寝室、子供部屋、ワンルーム、吹き抜け、書斎、階段、和室、などがあります。

スポットライト

・スタイッリュな空間演出に指向性の強い光で、置物や空間の一部を強調したいときに適しています。
・空間のメイン照明としても人気があります。
・使用場所としてはリビング、ダイニング、寝室、ワンルーム、書斎、キッチン、エクステリア、などがあります。

シャンデリア

・装飾がついた照明器具、きらめき感のあるお部屋作りにおすすめのシャンデリアはゴージャスな物からシンプルなデザインの物まで、リビングや吹き抜け空間を彩ります。
・使用場所としてはリビング、食卓(ダイニング)、寝室、玄関、吹き抜け、などです。

シーリングファン

ファンを回すことで部屋全体の温度をムラなく保ち冷暖房効果をアップが期待できます。
照明も兼ねた省エネと機能性を追求した照明器具です。
使用場所としてはリビング、寝室、ワンルーム、吹き抜け、などがあります。

スタンドライト

・部屋のコーナーやテーブルサイド、ベッドサイドなど補助的な照明として使われます。
・使用場所としてはリビング、寝室、子供部屋、ワンルーム、玄関、書斎、勉強部屋、和室、などがあります。

ダウンライト

ダウンライトは天井とフラットに設置するタイプの照明です。
空間をすっきりと見せたりディスプレイ等の補助的な使用もできる照明です。
使用場所としてはリビング、ダイニング、寝室、子供部屋、ワンルーム、玄関、書斎、廊下、納戸、キッチン、エクステリア、和室、などです。

照明の個性を生かすことで様々なインテリアを演出できます。
ただしどのような照明を配置すれば自分の思い描いたインテリアになるのか想像しにくいものです。
まずは、ショールームなどを利用して実際に見てはいかがでしょうか。

リニュアル仲介の渡辺でした。

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