欠陥・トラブル

相続したのに「相続できない」不動産!?

以前「相続手続きはいつまでに」という記事で説明しましたが、相続手続きを放置していると、必要な書類が取得できなくなってしまうケースや、手続きが複雑になってしまうリスクが発生します。

今回は、実際に長年相続手続きを放置してしまったケース(Aさんの場合)のご紹介です。

Aさんのお父様はすでに他界されており、遠方のご実家にはお母様がおひとりで住んでいます。
お母様がご病気をされたことを機に、ご実家を売却してお母様をAさんのお宅に呼び寄せることにしました。

そこで、ご実家の権利状況を確認してみたところ、土地の名義がAさんの曾祖父名義のままであることがわかりました。
昔からそのご実家に住み続けていましたので、ご親族でも文句を言う人もいません。亡くなったお父様が相続してきたことは間違いなさそうです。
しかし、手続きを放置したままになっていたようです。

まず、このままではご売却ができません。
相続手続きをして、曾祖父→祖父→お父様→お母様のように名義書換の手続きをする必要があります。
ところが、この手続きを進めるにあたっては、曾祖父の相続人を含め、すべての親族から書類に押印をもらわなければなりません。
相続人を調査すると、全部で39名になってしまいました。

Aさんのケースでは、ご親族で近くに住んでいる方や、遠方でも協力的な方ばかりでしたので、時間はかかりましたがスムーズに手続きを進めることができました。
しかし、もし海外に行ってしまって連絡の取れない人や、協力的でない人がいた場合には、とてつもない労力・費用・時間がかかってしまいます。

必要な相続人と連絡が取れない、協力が得られない場合には、裁判手続きが必要になってしまう場合もあります。
不動産のお手続きでご不明な点がある場合には、お早めにご相談ください。

———————————————-

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

地震保険料控除証明書ハガキがそろそろお手元に届く時期です。ご確認ください。前のページ

歩いて健康、光熱費もスリム!?次のページ

ピックアップ記事

  1. 土地価格の相場を知る方法
  2. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    耐水害住宅をご存じですか!

    私は耐水害住宅を報道番組で知りましたので簡単なご紹介をさせて頂きます。…

  2. 不動産取引ガイド

    “中古戸建の水が出ない”当たり前だと思って見過ごすと、こんなトラブルになる可能性があります。

    水道、ガス、電気など、使えて当たり前の便利な日本。でも、不動産売買によ…

  3. 不動産取引ガイド

    二世帯住宅を建てる時に間取りよりも前に考えなければならない事とは?

    二世帯住宅を建てるとき、親世帯と子世帯の両方が快適に暮らすにはどのよう…

  4. 不動産取引ガイド

    今日は防災の日です。

    防災に備えた備蓄品や防災グッズの見直しをしませんか?私は水、食…

  5. マンション

    “売主も知らない”告知事項。一般的な書式では見過ごす可能性あり..

    今回は、マンションを購入する際に確認をして頂きたい、もしくは不動産屋さ…

  6. 不動産取引ガイド

    検査済証がない物件ってどうなの?

    中古物件を見ていると、「検査済証がない」といった物件に、ほんとうに沢山…

  1. 不動産取引ガイド

    消費増税後の不動産購入のポイントについて
  2. 不動産取引ガイド

    2018 年10月度の不動産相場
  3. お金・ローン・税金

    住宅ローンと個人信用情報機関情の関係
  4. 不動産取引ガイド

    『一生に一度の不動産購入』は古い考え方?!
  5. お金・ローン・税金

    2023年6月 フラット35金利のご案内
PAGE TOP