「中古住宅よりも新築の方が安心だから...」
確かにそうかもしれません。でも、数年後にはこのような考え方をする人は居なくなってしまうかもしれません。今、中古住宅を安心して取引できるようにする為の施策が急ピッチで進もうとしています。
この程、自民党の中古住宅市場活性化小委員会(鶴保庸介委員長)が「中古住宅市場活性化に向けた提言―中古市場に流通革命を―」をまとめました。ここでは8つの提言がされています。不動産業を営む方は必読の情報です。消費者の方にとっては、どれも専門的な内容に感じられてしまうかもしれませんが、この提言は、過去の経緯や現状の問題と解決策など、順序だてて書かれています。皆さんは(日本人の方)は、自覚がないかもしれませんが、資産の7割を不動産に投資しています。この資産価値に大きく影響を与えうる重要な取り組みですので、お時間があれば是非ご覧下さい。
◆中古住宅市場活性化小委員会(鶴保庸介委員長)
「中古住宅市場活性化に向けた提言―中古市場に流通革命を―」
提言1 「囲い込み」の解消に向けたレインズルールの抜本的改善
提言2 インスペクション等の活用促進による情報の非対称性解消に向けた新たな取引ルールの構築
提言3 長期優良住宅の普及、一般住宅のリフォーム履歴等の保存・活用
提言4 担保評価を含む「20年で一律価値ゼロ」とみなす市場慣行の抜本的改善
提言5 中古マンションの管理情報の開示
提言6 不動産総合データベースの構築
提言7 新たなビジネスモデルとその環境整備
提言8 増大する空き家の市場での流通・活用の促進