国土交通省から、平成30年3月27日に、平成30年の地価(1月1日時点)が公示されました。全国平均では、住宅地の地価は10年ぶりに上昇に転じ、商業地及び全用途平均では、地価の変動率は3年連続の上昇となりました。
同省のホームページでは、特徴的な動きを示した地点として、下記2地点が紹介されています。
【港-4(平成30年1月1日時点の地価は4,010,000円/㎡で、前年比9.0%の上昇)】
アメリカ大使館やスペイン大使館付近に置かれている地点で、今回初めて住宅地の最高価格地点となりました。複数の再開発事業が進展する赤坂地区周辺では、新興の富裕層によるマンション需要が旺盛なことから、引き続き地価が大きく上昇しており、昨年まで全国の住宅地の最高価格地点であった千代田区番町地区の地点を赤坂地区の地点が逆転しました。
【大阪中央5-2(平成30年1月1日時点の地価は15,800,000円/㎡で、前年比22.5%の上昇)】
大阪中央区心斎橋地区、戎橋の近くに置かれている地点で、大阪圏における商業地の最高価格地点となりました。心斎橋地区では、外国人観光客の増加と旺盛な消費動向を受け、物販等における収益性の向上を見込んだ出店需要が強いことから、引き続き地価が大きく上昇しており、昨年まで大阪圏の商業地の最高価格地点であった梅田地区の地点を心斎橋地区の地点が逆転しました。
◆国土交通省 平成30年(2018年)地価公示
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000043.html
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