不動産取引ガイド

一建築物一敷地の原則とは…

この意味は建築基準法施行令第1条の用語の定義で、
「敷地とは 一の建築物又は用途上不可分の関係にある二以上の建築物のある一団の土地をいう」
とあり、用途上可分の建築物は一敷地に一の建築物しか建てられません。

簡単に言いますと1つの敷地に建てられる建築物は1つが原則です。

用途上不可分の関係にある二以上の建築物とは
(用途不可分とは、用途が機能的に互いに連携しているために、それぞれの棟に敷地を分割することができない建築物をのことなのです)
専用住宅であれば離れ、車庫、物置、納屋、東屋、温室、畜舎などです。
学校・校舎であれば実習棟、図書館、体育館、更衣室棟、倉庫などです。

一団の土地の条件は連続していること。共通の用途で使用していること。境界線が明確な土地とありますが一団の土地とならない場合もあります。
敷地が道路や水路などの公共物で分断されている場合や障害物や塀などがあって敷地間で連続せいがなく行き来ができない場合は同一敷地と認められません。
同一敷地と認められない場合は敷地ごとに接道条件や容積率建蔽率・道路斜線などの規定がかかります。

私の身近な事例として田舎に帰って両親と住もうと思い別棟を建てる計画しましたが一建築物一敷地の原則により建てることができませんでした。

正し、境界線を新たに設けて、敷地を2分割するってことで一つの敷地内にもう一軒建物を建てることが可能になります。

土地にはいろいろな規定がありますので詳しくは専門家にご相談ください。

リニュアル仲介渡辺でした。

実測売買と公簿売買の違い前のページ

住宅関連ニュースも鵜呑みにしてはいけません次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 立地適正化計画をご存知ですか?
  3. 土地価格の相場を知る方法
  4. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    あぶないブロック塀のチェックポイント!

    大阪北部地震でおきたブロック塀の倒壊、いまだに余震とおもわれる地震が続…

  2. 不動産取引ガイド

    「空き家」になったら、なるべく早く売却or賃貸?!

    高齢者が老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などに転居し、…

  3. 不動産取引ガイド

    不動産の価格交渉で重要なポイント

    1. 不動産市場の価格との比較まず大前提として、その物件が「相場よ…

  4. 不動産取引ガイド

    2021年最新のキッチンは?!

    最近では中古を住宅にリフォームをされるような住宅の買い方を選ばれる方も…

  5. 不動産取引ガイド

    ローン控除期間中に、借入金の繰上返済をする場合は、返済期間に注意

    宅ローン返済期間は、20年とか35年など、かなり長期にわたるのが一般的…

  6. 不動産取引ガイド

    「夫婦共有名義にするメリットとデメリット」

    住宅の購入や建築をするとき、その資金を夫婦で出し合う場合も少なくないで…

  1. 不動産取引ガイド

    不動産購入時に「退職金で一括返済」の計画は注意が必要?!
  2. 不動産取引ガイド

    在宅勤務時のCO2濃度リスク
  3. 不動産取引ガイド

    2019年に消費税増税予定!!住宅購入において、消費税が確定する時期はどうなるの…
  4. 不動産取引ガイド

    既存住宅状況調査技術者をご存知ですか?!インスペクションのご相談はリニュアル仲介…
  5. お金・ローン・税金

    気を付けたい、住宅ローン減税のチェックポイント!
PAGE TOP