不動産取引ガイド

最近の住宅の窓!

最近、新築住宅の窓が少ないまたは小さいと感じた事はありませんか?

断熱性能を高めるための住宅が増えているためのようです。
建築基準法では、居住の目的のための居室については、
採光に関する基準(建築基準法第28条第1項)と換気に関する基準(建築基準法第28条第2項)をクリアされているので、ずいぶん小さな窓でもいいのだなと自分なりの感想です。

■採光を必要とする居室と開口部の大きさ

一般の住宅の場合、居室とは「居間」「寝室」「台所」です。
居室は採光上有効な開口部を設けなければなりません。

住宅の居室のうち、居住のために使用されるもの開口部の有効面積
居室の床面積 1/7は必要となります。

たとえば居室の床面積が6帖間であればその床面積は約10㎡ですので、
その1/7の1.43㎡以上の面積を持つ窓が必要です。
(地下に居室を設ける場合には、開口部の前にから掘りを設ける、
換気設備を設ける、湿度を調節する設備を設ける、等のいずれかを設けなければなりません。

これからの住宅は高い省エネ性能を求められるので、 窓は小さい+少ない というスタイルになると、
保温(断熱)性能の面で有利です。

窓は小さいその他の理由もあるようです。

1.プライバシー=外から見られたくない
2.断熱性能=窓はどうしても弱点となる
3.コスト=窓は壁よりも費用はかさむ
4.防犯=小さければ入れない
5.構造的な問題=工法により壁量が必要になる

上記の事を考えると窓の配置はとてもむずかいしですが
自分たちの生活にあった住まいづくりの参考にしていただければ幸いです。
リニュアル仲介、渡辺でした。

ニュー・ノーマル時代の不動産業とは?前のページ

不動産購入前に知っておきたい、夫婦間のお金についてのお話について!次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 立地適正化計画をご存知ですか?
  3. 住宅購入と 生涯の資金計画
  4. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  5. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?

関連記事

  1. お金・ローン・税金

    相続時精算課税制度とは?

    相続時精算課税制度を選択すれば、2,500万円までは贈与税がかからない…

  2. 不動産取引ガイド

    家の購入の時期はいつ?

    憧れのマイホーム購入を検討している方が悩む、マイホームの購入時期は「今…

  3. マンション

    買って良い物件、買ってはいけない物件、選定基準さえ知っておけばきっと損はしません!!

    住宅購入を検討するうえで、購入して良い物件か悪い物件かの選定基準をご存…

  4. 不動産取引ガイド

    「迷子(まいご)の土地」をご存知ですか?!所有者不明の土地が増えているという現実!

    所有者がわからない「迷子の土地」がかなり増えているようです。そ…

  5. 不動産取引ガイド

    仲介手数料無料ってどういう事??

    不動産業界のしくみは謎だらけだなと感じる事があります。不動産広…

  6. 不動産取引ガイド

    マンションを長寿命化するための施策とは?

    旧耐震基準で建築されたマンションや、そうでなくても築年数の経過したマン…

  1. お金・ローン・税金

    「団体信用生命保険」に入れない場合の注意点
  2. お金・ローン・税金

    2022年3月 フラット35金利のご案内
  3. 不動産取引ガイド

    <田舎暮らしを考えている方へ> 「水害避け集団移転」という記事から学ぶべきこと?…
  4. お金・ローン・税金

    住宅ローン金利が下がってます!
  5. 不動産取引ガイド

    認知症と不動産管理:家族が知るべき法的・実践的対応策
PAGE TOP