不動産取引ガイド

リノベのモデルルームは“そこかしこ”。本部エージェントの現場レポート≪中古マンション編③≫

「中古住宅+リノベ」は、リセールバリューの高い家を買う為の有効な手段です。

もちろん、イレギュラー要素のある物件ではダメで、人口が減る将来においても根強く需要が残るような、ちゃんとした物件でなくてはいけません。

ちゃんとした物件を見つけたら、ようやくリノベの検討です。間違っても、順序を逆にして“リノベを思いっきりできる予算を除いた残りの予算で家探し”ということは、ご自身の資産を毀損したくない人は、やってはいけません。これは過去にもこの「戸建てリノベINFO」でもお伝えしてきましたので、今回の記事では詳細は省略しますね。

さて、今回はここからが本題です。
話しを戻しまして、“ちゃんとした良い物件が見つかった”時に、ひとつ問題が生じます。
それは、その物件が他の人に買われてしまうことがあるということです。

しかも頻繁に。

リセールバリューが高い良い物件といのは、簡単に言えば万人受けする物件のことです。あなたが良いと思うものは、他の方も良いと思っている可能性も大いにあり、内見から売買契約を締結するまでがスピード勝負となります。

中古物件ですので、中には、だいぶ使用感のある物件に遭遇することもたくさんあります。
その時に、“うわっ、汚い...立地は気に入ってるのに”といって躊躇して数日検討していてはスピード勝負に負けてしまいます。
このような物件に出会った時に、リノベ後の大まかなイメージができるかどうかが重要になります。

物件が見つかった後に慌ててリフォームのイメージづくりの為に建築屋さんに話を聞きに行ったり、ショールームに行ったりしているようではいけません。
でも、折角の休みにわざわざショールームに足を運ぶのも面倒だし、なんだか営業されそうな気もしてしまいます。

こんな方にお勧めなのが、売出中の物件を見にいく時に、一緒にフルリノベ―ション済みの物件を見に行くことです。

さらに、古い物件の方が、“リノベでここまで綺麗になるのか”というのを実感しやすいです。

今回のレポートは、都内某所、築30年の中古マンション。

お洒落なお店や大きな公園にも近い好立地です。内見時にはちょうど工事中だったので、普段は仕上げに隠れてしまっている配管等も見ることができました。工事中のものよりも完工済みの物件の方がボリューム的には多いのです。ちなみに、今回の物件については、バリアフリーにする為に床を上げた分、天井が低く(=近く)なってしまっていたので、購入検討の候補から除外としました。

以上、リニュアル仲介本部 パイロット店 エージェント 石川でした!

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