不動産取引ガイド

相続した不動産の賢い「売り方」

先日、相続で取得した土地のご売却手続きをお手伝いさせていただきました。

曾祖父から相続した土地でしたので、相続人の数は14名!

相続人のうち80代以上の方も多く、お住まいのご住所も北は北海道、南は岐阜までバラバラでした。

お近くにお住まいの方が代表者となり手続きを進めてきましたが、買い手も見つかり、最後の引渡しの時点で問題が。。。

原則、最後の引渡しの際には所有者名義人全員のご出席が必要ですが、遠方ですし、ご高齢でもあり、また全員の予定が合う日の調整はとても不可能です。

結果、書類の郵送や、事前の面談で対応することになりましたが、人数が多いのでそれだけでも費用が嵩んでしまいました。

このようなケースでは、相続をする時点で「換価分割」という方法を用いることがとても効率的です。

「換価分割」とは、遺産分割協議をする際に、全員で土地を相続するのではなく、「売った代金」を全員で相続する、という遺産の分割方法です。

不動産の名義については、便宜上、代表者一人の名義にしておくことで、売却などの手続きについて柔軟に対応することが可能になります。

ただ、代表者一人の一存で売却先や金額、日付を決めてしまえるので、信頼できる代表がいるかも重要ですね。

ちょっとした手続きひとつで、その後の費用や手間が変わってしまうケースもあります。

お住まいについてのお悩みはお気軽にご相談ください!

***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/(ご利用は無料です)
■資産となる家を真剣に考えるセミナー

http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

***************************************************

 

共働き世帯必見!待機児童ではなく、待機学童をご存知ですか?前のページ

フラット35の『S』の金利引き下げ幅が…なんと!!次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 危険な場所は 地形図で見分ける
  3. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  4. 土地価格の相場を知る方法
  5. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    物件数が少ない?

    一時期に比べたら少しは落ち着いたようにも思いますが、まだまだお住い探し…

  2. 不動産取引ガイド

    戸建て住宅を検討されている方必見、外壁塗装診断で利用されるABCチェックについて

    戸建て住宅を購入する前・購入後に住宅のメンテナンスは必須です。■外…

  3. 不動産取引ガイド

    耐震等級と一戸建て

    耐震等級とは、建物が地震にどのくらい強いかを示す指標のひとつです。…

  4. 不動産取引ガイド

    優先順位について

    そろそろ家を買おうかと検討される方は、まずは情報収集から始めるのではな…

  5. 不動産取引ガイド

    本当に変動金利でいいんですか?

    多くの方が住宅購入時に利用する住宅ローンですが、不動産購入時には検討し…

  6. 不動産取引ガイド

    不動産事業者も意外に知らない!? 土地の面積表示

    今回、私道持分を含めた土地の売買契約をお手伝いさせていただきました。…

  1. 不動産取引ガイド

    住宅ローンの支払いに困った!任意売却の前にやるべき事が・・・!
  2. リニュアル仲介通信

    平成25年10月号 消費税増税でもちょっと待った!その駆け込みは本当に「お得」で…
  3. かし保険

    『中古住宅 瑕疵(かし)保険』売主側のメリットは?≪中古住宅の保証 その③≫
  4. 不動産取引ガイド

    2022年10月度の不動産相場
  5. 不動産取引ガイド

    損をしない不動産購入をする為に、不動産テックツールの活用を目指しましょう!
PAGE TOP