不動産取引ガイド

道路の不思議 地面に埋まったボタンのようなもの

たまに道路の真ん中にボタン(ネジ?)のようなものが埋まっているのを見かけたことはありませんか?

普段はあまり気にしないかもしれませんが、ふとした際に道路の真ん中で見かけたり、たまに駅のホームなどでも見かけたりすることもあります。

今回は、そんな謎のボタンについてご紹介します。

こちらのボタンは、測量した際のポイントを示した「測量鋲」と呼ばれるものになります。

周りの銀や赤い部分は、「キャップ」や「かさ」と呼ばれる部品で、測量鋲が目立つようにする物です。

測量鋲は、土地と道路の境界標としても使われることもあります。

また道路の中心を示していることもあります。

用途は様々ですので、何のポイントかは一概には言えません。

同じように、コンクリート杭やプラスチック杭などの、土地の境界を示した境界票も見かけますね。

こういった土地の境界を示す境界標は、勝手に埋めたり、撤去したりしてはいけません。

それぞれ、勝手に埋める行為は「不動産侵奪罪」、勝手に撤去する行為は「境界損壊罪」として、刑法犯に該当してしまうケースもあります。

最悪、懲役となってしまいますので、不用意にいじったりしないようにしましょう。

ただ、これらの境界票は、土地を購入する際の重要な情報になります。

境界票がしっかり確認できて、購入対象土地の範囲が明確に判断できるのか。

セットバックする場合の土地中心線はどこになりそうか。

多くの情報が詰まった重要なポイントですので、現地を確認する場合には、小さな境界票を見落とさないようにしましょう。

不動産購入で見極めるべきポイントは多岐にわたります。

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