リニュアル仲介通信

平成27年1月 「工法」「構造」によって耐震診断・かし保険ができない場合があります。

住宅の工法とは、家の躯体(骨組み)をつくる方法のことです。工法によって躯体の材料も違えば、躯体を構成し、家の重さを支える仕組みも異なります。それぞれの工法は独自の特徴を持っています。設計やリフォームの自由度などにも違いが見られ、瑕疵保険や耐震診断など各種制度の利用方法も変わります。今回は戸建ての工法についてご説明します。

日本の戸建住宅の多くは「木造軸組工法」。気に入った物件がそれ以外の場合は要注意です。

通信1月11_r4_c2

戸建住宅で割合が多いのが「木造軸組工法」です。続いて「2×4工法」で、この2つを合わせるとおよそ80%となります。コンクリート造や鉄骨造はその存在は知られているのですが、戸建ての割合では少数で、全体のわずか2%程度しか存在していません。
一般的な戸建住宅は「木造軸組工法」「2×4工法」と認識されており、各種支援制度の制度設計にあたっても戸建住宅については「木造軸組工法」「2×4工法」を主として考えられることが多いのです。従って、気に入った物件が木造以外の工法の場合は取引の進め方が変わるので注意が必要です。
耐震診断を例に挙げると、「木造軸組工法」「2×4工法」は一般的な耐震診断方法で評価できるのですが、「RC造」「鉄骨造」は診断方法は存在するものの、診断費用が高額なケースが多いです。
また、診断結果が悪い場合の改修方法についても工法で差がでます。「木造軸組工法」は部分的な改修に適した工法なので、比較的安価で改修が可能なのですが、それ以外の工法の場合は、改修方法が存在しても大規模な工事になるため、現実的ではないことが多いです。

 

<耐震基準適合証明書についてはこちらもあわせてご覧ください>

 

通信1月_r8_c4

 

 

販売図面ではわからない特殊構造。中古戸建ての取得には建築士のチェックが不可欠です。

木造住宅なのに一部RC造だったり、鉄骨造だったりする物件があります。このような状態を「混構造」といいます。無計画な増改築が原因となっている場合が多いのですが、「混構造」の物件は耐震診断など構造の評価ができないため、かし保険や住宅ローン減税などの制度が利用できません。

中2階のある「スキップフロア」も構造の評価ができない物件となります。これら特殊構造の物件は販売図面で見分けることが難しく、実際に建築士にチェックしてもらわないと気が付かない場合があります。
中古戸建てを検討する際には必ず建築士による建物インスペクションを実施しましょう。不動産売買契約後に構造の問題が発覚しても、そのことを理由に契約を破棄することができないからです。

通信1月11_r6_c1

リニュアル仲介では建築士による事前インスペクションを2物件まで無料で実施しております。また、住宅ローン減税やかし保険に関するご相談も承っております。気になる物件が出てきたら、お気軽にリニュアル仲介までご相談ください。


 

PDFファイルダウンロード

 


『マイホーム購入過程に起こる、「妻がイラッ」とした瞬間!』前のページ

コンセプトはリセールバリュー次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 立地適正化計画をご存知ですか?
  4. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  5. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    マンション購入時に共用部の地震保険の加入状況を確認していますか?

    マンションも戸建てと同じように地震保険がかけられますので、入ることをお…

  2. お金・ローン・税金

    『すまい給付金』制度について

    皆さんが住宅購入する上で知っておいて損のない「住宅優遇制度」の一覧を(…

  3. 不動産取引ガイド

    家を建てる費用を見極める:意外と知らない経費の全貌

    不動産を購入し家を建てる過程では、土地の購入が最初のステップとなります…

  4. 不動産取引ガイド

    家づくりサポートシート(リビング・ダイニング・キッチン編)

    家づくり雑誌を見るといろいろなサポートシートが掲載されています。そ…

  5. 不動産取引ガイド

    住宅購入の見えないお金

    日銀総裁が昨年12月20日に突如発表した金融緩和策の修正をうけて、長期…

  6. 不動産取引ガイド

    住宅の地盤改良の費用はどのぐらいかかるのか?

    土地を購入して、家を建てる場合、または、古家付の土地を買って、建替えを…

  1. 不動産取引ガイド

    米国の不動産エージェントから学ぶ、信頼のおける不動産事業者とは?!
  2. 不動産取引ガイド

    住宅購入 最初に理解すべきこと
  3. 天災・事故等

    地震の備えはされてますか??
  4. 不動産取引ガイド

    あなたのバッテリーは大丈夫ですか?
  5. 不動産取引ガイド

    減税要件が緩和されます!
PAGE TOP