お金

建物の面積には壁芯面積と内寸面積があるのをご存知ですか?

不動産の販売チラシに記載されている面積と不動産の契約書に記載される面積が若干異なっていることがあります。 これは不動産会社が間違ってしまった!わけではありません。 「壁芯」と「内寸」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

「壁芯面積」とは、壁や柱の中心線で測られた建物の面積です。 一方で「内寸面積」とは壁の内側で測られた建物の面積になります。登記簿にはこちらの内寸面積が記載されています。 これらは両方とも、面積の測り方が違うだけですので、実際の建物の広さは同じなのです。

しかし、注意しなければならないのが、減税を受ける場合の基準です。 壁芯面積よりも内寸面積の方が、内側を測る分、若干小さくなってしまいます。 ところが、住宅ローン減税を受けたり、登録免許税の軽減を受ける際に必要となる最低面積の基準は、登記簿に記載された「内寸面積」になっています。 チラシで「〇㎡以上あるから大丈夫!」と思い込んでしまい、実際には基準面積に足りず、減税を受けられなかった等の事態にならないよう、しっかり確認しましょう。

ちなみに、固定資産評価証明書という、固定資産税の課税の基準となる不動産の評価額を記載した書類があります。 こちらの書類には、共用部分である管理人室やごみ置き場の面積を共有持分で按分した面積が含まれていたりします。

見る書類によって面積が色々変わってしまうというのは、ややこしいことですね。 ご不明な点は、リニュアル仲介までご質問ください!

 

 

地方公共団体における住宅リフォームに関する支援制度サイト前のページ

リフォーム済み物件それとも購入してからリフォームどちらがいい?次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 危険な場所は 地形図で見分ける
  3. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  4. 土地価格の相場を知る方法
  5. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?

関連記事

  1. お金・ローン・税金

    2023年11月 フラット35金利のご案内

    2023年11月のフラット35金利は、20年以下が1.28%、21年以…

  2. お金・ローン・税金

    そろそろ家を買おうかなと思い始めている方へ

    そろそろ家を買おうかなと思い始めている方へ家を購入するためのポイン…

  3. 不動産取引ガイド

    もし直下型地震が発生したら・・検討エリアの被害想定を事前に確認しておこう!

    購入検討しているエリアの災害危険度を自分でも確認できるサイトがいくつか…

  4. お金・ローン・税金

    2018年には「マンション節税」は防止される?!相続税の評価額に規制が・・・?!

    総務省と国税庁は2018年にも、価格の割に相続税が安くて済む高層マンシ…

  5. お金

    不動産購入前に知っておきたい、夫婦間のお金についてのお話について!

    不動産購入時には、いろいろとお金について夫婦間で話し合うと思います。…

  6. お金・ローン・税金

    金利だけでの比較は禁物!住宅ローンの選び方。

    本日は、ややこしい話です。でも、「家を買うというのは、住宅ローンも買っ…

  1. 不動産取引ガイド

    緊急事態宣言が出てから 中古住宅のマーケットは今どうなっている?
  2. お金・ローン・税金

    【フラット35】2018年は7月8月が一番金利が低かった
  3. 不動産取引ガイド

    土地の数え方は「筆」である!
  4. お金・ローン・税金

    買った家によってローン控除の上限額が大きく変わる!「200万円」「400万円」「…
  5. 不動産取引ガイド

    シロアリは何故発生する?
PAGE TOP