不動産取引ガイド

ゴミの分別、地域によって異なります。

一般家庭から出るごみの分別方法は自治体によって異なります。引っ越して違う地域に住むと、以前のところとはまったくルールが違って戸惑ったという方がいるかも知れませんね。燃えるごみと不燃物、空き缶や空きびんに分けるという程度はどこも同じですが、さらに細かく分類するように定めている自治体もあります。

そもそもゴミの分別のルールは統一のルールがあるわけではなく、各市区町村によって異なることがわかりました。

その違いは一体何なのでしょうか?

地域によってごみの分別方法が異なる理由については、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」があります。

この第6条には「市町村が分別して収集するものとした一般廃棄物の種類及び分別の区分等を定めた一般廃棄物処理計画を定めること」とされています。

各市町村はこの法律に基づいてその地域の実情に応じて適切な一般廃棄物計画を定めているので、ごみ出しのルールも異なっているという事になります。

ごみの分別に関する法律のひとつに「容器包装リサイクル法」があります。これは1997年に施行された法律で、下記の物が分別の対象となっております。

  • ガラス製容器
  • ペットボトル
  • 紙製容器包装
  • プラスチック製容器包装
  • スチール缶
  • アルミ缶
  • 紙パック
  • 段ボール

上記の物は各自治体によって分別が異なりますが、では何故異なるのでしょうか?

それは、分別の背景には焼却設備と人口が関係しております。

プラスチックや白色トレイなどを燃えるごみとして扱っているところは、焼却設備が最新式のもので高温処理が可能であること、有害なガスが発生しないこと、焼却時の熱をエネルギーとして発電に利用できることなどの背景があります。

一方、焼却設備の処理能力が低いところでは細かく分別するケースが多いようです。

また、人口が多い都市部ではごみの量も多くなります。分別して出されたごみを自治体の職員や委託された業者などが回収し、リサイクルや処理をするのが大変という理由があります。そのために分別は大まかになっている傾向があります。

いずれにしても住んでいる自治体のルールに従うことが大切です。また、なるべくごみを出さないように工夫することが環境に優しい暮らしにつながります。

住宅購入されたらお引越しでも大量のゴミが出る事になるかと思います。

各市町村の出し方にも早めに慣れて、快適な生活を送ってくださいね。

リニュアル仲介、前田でした。

所有者不明土地が減ると取引出来る不動産が増える?!前のページ

セットバックとは何か?(戸建て・土地を購入検討者は必見)次のページ

ピックアップ記事

  1. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  2. 住宅購入は不安でいっぱい
  3. 立地適正化計画をご存知ですか?
  4. 土地価格の相場を知る方法
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. お金・ローン・税金

    住宅ローン減税を利用するなら知っておきたい情報。

    連帯保証と連帯債務の違いについて…住宅購入時の住宅ローンを借りる際…

  2. 不動産取引ガイド

    家族の成長に合わせて変化させ続けるくらし

    子どもの成長は早いものです。あっという間に成長し独立し家から出ていき空…

  3. 不動産取引ガイド

    違いをご存じでしょうか?~謄本、抄本~

    確定申告の手続きは無事にお済みでしょうか。今年の申告期限もいよ…

  4. 不動産取引ガイド

    「景色を借りる」~借景を楽しむ住まい~

    先日、中古戸建のご案内に行ってきました。駅からはやや距離があり…

  5. 不動産取引ガイド

    まさかの備えに自宅の標高を把握しておきましょう!

    ご存知の方も多いかもしれませんが、国土地理院(こくどちりいん、英語:G…

  6. 不動産取引ガイド

    マイホーム(土地探しのポイント)

    注文住宅を建てる場合、土地から探し、新築戸建てや中古住宅を探すときは住…

  1. 不動産取引ガイド

    販売図面の備考に書かれている内容の確認はしていますか?
  2. 不動産取引ガイド

    土地・建物には細かな制限があります。
  3. 不動産取引ガイド

    不動産会社の事、知ってますか?
  4. 不動産取引ガイド

    建物状況調査に関する少し深い情報 その4
  5. 不動産取引ガイド

    SDGsと住まいの関係とは
PAGE TOP