不動産取引ガイド

ローン控除期間中に、借入金の繰上返済をする場合は、返済期間に注意

宅ローン返済期間は、20年とか35年など、かなり長期にわたるのが一般的です。
そして、当初の借入金は、返済期間が10年以上の住宅ローンであってもまとまったお金が出来た場合には、利息を含めた総返済額を減らすために、住宅ローンの一部を繰り上げて返済することもあると思います。

この繰上返済には、毎月の元利の返済金額は変えずに期間を短くするものと、期間は変えずに毎月の元利の返済金額を減少させるものとの2通りの方法があります。

期間を変えずに毎月の返済金額を変える場合には、返済期間は変わらないので問題ありませんが、返済期間を短縮する方法の場合には、期間を短縮したがためにトータルの返済期間が10年未満となってしまうこともあります。

このように返済期間が10年未満となった場合には、その10年未満となった年以後の住宅ローン控除の適用は受けられなくなります。

しかし、返済期間を短縮した場合でも、その短縮後の返済期間の最終の返済月までの期間が10年以上であれば、引き続き住宅ローン控除の適用を受けることが出来ます。

したがって、繰上返済後も引き続き住宅ローン控除を受けたいというのであれば、返済期間に十分注意して、繰上返済の額を考えたり、あるいは期間短縮ではなく月々の返済額を減らす繰上返済などを考えてみる必要もあるでしょう。

繰上返済後に、返済期間が10年未満になってしまう場合には、特に注意しましょう。
以上、エージェント中田でした。

自宅の事後防災の優先順位前のページ

戸建ての修繕計画と修繕積立金について考える次のページ

ピックアップ記事

  1. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  2. 立地適正化計画をご存知ですか?
  3. 住宅購入と 生涯の資金計画
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    民法が改正されるのはご存知ですか?

    民法の中で「相続」に関する規定が改正されます。これは相続時の配…

  2. 不動産取引ガイド

    東京圏の地価の変動が分かる衝撃のアニメーション

    3月18日に国土交通省が2015年1月1日時点の公示地価を発表しました…

  3. 不動産取引ガイド

    小規模宅地等の特例制度をご存知ですか?!(二世帯住宅は節税につながる)

    突然ではありますが、表題の小規模宅地等の特例制度をご存知でしょうか?…

  4. 不動産取引ガイド

    建物調査のデメリット

    不動産売買に際して行う建物の調査のことを、「建物状況調査(インスペクシ…

  5. 不動産取引ガイド

    空き家対策待ったなし!

    日本の人口が減り続け、次第に顕在化する空き屋問題。日本の空き家って…

  6. 不動産取引ガイド

    意外な住まいの常識?!

    おはようございます。法人営業部の犬木です。本日は「日経プラス1」に出て…

  1. 不動産取引ガイド

    住宅ローン滞納時の任意売却について知っておくべきこと
  2. 不動産取引ガイド

    その擁壁(カベ)、本当に安全ですか?~宅地造成等規制法~
  3. 不動産取引ガイド

    欲しいものは自分で造ればいいじゃないか
  4. 不動産取引ガイド

    不動産購入前に確認しましょう!子育て支援が充実しているエリアなのか?!
  5. 不動産取引ガイド

    空き家売却を成功させるための完全ガイド
PAGE TOP