不動産取引ガイド

住宅ローン 固定金利と変動金利、どっちがお得?

大手銀行5行は、2月から適用する住宅ローン金利について、固定金利(10年固定)の基準金利を引き上げ、年4.85~5.67%とすることを発表しました。

マイホームの購入には多額の資金が必要となります。将来に備えるためにも、できる限り手元資金は残しておきたいところでしょう。
住宅ローンには大きく分けて「固定金利」と「変動金利」がありますが、「どちらを選ぶべきか」「どちらがお得なのか」と悩む方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、固定金利と変動金利の違いや、それぞれのメリット・デメリットを比較してみました。

■ 固定金利と変動金利の大きな違いとは?

変動金利

返済途中で定期的に金利が見直されるタイプの住宅ローンです。
借入時の金利から、将来的に上がることもあれば下がることもあります。
金利上昇のリスクがある一方、その分、固定金利よりも低い金利に設定されているのが特徴です。

固定金利

借入時に決められた期間、金利が固定されるタイプの住宅ローンです。
変動金利とは異なり、返済期間中に金利が上昇するリスクがありません。
その分、変動金利よりも金利は高めに設定されています。

つまり、返済期間中に金利が「変わるか」「変わらないか」が、両者の大きな違いです。

■ 固定金利のメリット・デメリット

固定金利のメリット

・返済期間中、金利が変わらない
・完済までの返済計画が立てやすい

毎月の返済額が一定のため、家計管理がしやすく、長期的な返済計画を重視したい方に向いています。

固定金利のデメリット

・借入当初の金利が高い
・金利が下がっても返済額は変わらない

超低金利の時代では、変動金利と比べて返済総額が高くなるケースもあります。
返済総額をできるだけ抑えたい方にとっては、デメリットに感じるかもしれません。

■ 変動金利のメリット・デメリット

変動金利のメリット

・固定金利より金利が低い
・金利が上昇しない限り、低金利の恩恵を受けられる

固定金利と比べて返済総額を抑えやすいため、家計に余裕を持たせたい方に適しています。
現在のような低金利環境では、大きなメリットを感じやすいでしょう。

変動金利のデメリット

・金利上昇により返済額が増える可能性がある
・「125%ルール」により元金の減りが遅くなる場合がある

※125%ルールとは、急激な返済額の増加を防ぐ仕組みです。
ただし、増えた利息分は支払う必要があり、その分元金の返済が後回しになるため、当初の予定より元金の減りが遅くなる点には注意が必要です。

■ 固定金利と変動金利、どっちがお得?

結論から言うと、長期的に見ると「固定金利」が安心でお得だと言われています。

現在は低金利が続いているため、変動金利の方がお得に感じられがちですが、将来的な金利上昇のリスクを考慮すると、返済額が変わらない固定金利は安定性があります。

もちろん、家計状況や返済期間、将来設計によって最適な選択は異なりますが、安心して返済を続けたい方にとって、固定金利は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

■ 固定金利の種類

固定金利には大きく分けて、
・全期間固定金利
・当初引き下げ固定金利
の2種類があります。

当初引き下げ固定金利は、一定期間、金利が低く設定されており、条件によっては変動金利より低いケースもあります。
引き下げ期間終了後も、フラット35(全期間固定金利)より低い金利が適用されることがあります。

いかがでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。

リニュアル仲介 渡辺でした。

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