控除には主に2つの方法があります。まず所得税控除は控除される分の所得に税率をかけた金額だけ税金が安くなります。一方、税額控除は一定の金額を税金からそのまま差し引くので、節税メリットが大きいと言われます。
住宅ローン減税は年末のローン残高の1%をその年の所得税から差し引く仕組みで、ローン残高が2500万円なら所得税が25万円(条件によっては20万円)だけ安くなります。しかも税額控除の期間は10年間なので、節税額はかなり大きなものとなります。
最近、弊社には住宅ローン減税受けたさに「耐震基準適合証明書」の質問が非常に増えております。詳細については下記ホームページをご確認ください。
http://www.rchukai.jp/contents/contents_f_tekigou_index.htm
少し話が変わりますが、今、「ふるさと納税」のピークを迎え、ネットから返礼品の申し込みをされた方も多いかと思います。そこで話題になるのが、「ふるさと納税」の仕組みです。
「ふるさと納税」とは所得のある人がどこかの自治体に寄付をすると、2000円を超えた分が一定の限度額まで所得税と住民税から税額控除される仕組みです。税制の趣旨はその自治体を応援することですが、寄付をしてもらった返礼として地元の特産品などを贈る自治体が増えています。
一定の限度額とは、寄付をする人の年収や家族構成などによって変わりますが、計算がやや複雑なので、総務省サイトなどで確認をされる事をオススメします。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/080430_2_kojin.html
ちなみに住宅ローン減税や医療費等の控除がある場合、上限の目安が下がりますので、注意が必要です。以前は「ふるさと納税」を行い、確定申告が必要でしたが、昨年4月から寄付先が5自治体までなら申告が不要な「ワンストップ特例制度」が出来ており、税額控除の手続きが簡略化されました。このような制度も使い方によって、また生活を豊かにしてくれますので、ぜひ、今後の参考にお役立てください。
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