不動産取引ガイド

リフォームとリノベーションの違い

お住い探しで目にするリノベーションマンションやリフォーム済マンションがありますが
そもそもリノベーションとは、比較的大規模な工事によって、既存の建物を新築のときよりも性能や付加価値を高めることを言います。
デザイン性を高める、自分のライフスタイルに合わせた間取りに変える、耐震性能を向上させるといったことが挙げられます。

リノベーションのなかでもフルリノベーションは、建物を構造体だけの「骨組み=スケルトン」の状態にした後に行う大幅なリノベーションを言います。
マンションのフルリノベーションでは、コンクリートむき出しの状態まで解体され、間取りを大幅に変更することが可能になります。
床下の状態によってはキッチンや浴室といった、水まわりの位置も変えることができ、内装が一新されることで、築年数が経過していても新築のような住まいを実現する事ができます。

またリフォームとは、一般的に古くなった建物を新築の状態に戻すことを指します。

住宅でリフォームという言葉を使用するときは、壊れていたり老朽化したりしている箇所を直したり、修理したりすることを意味し、外装の塗り直しやお風呂の設備の変更、外壁の張り替えなどがリフォームに当たります。

工事の規模としてはシステムキッチンやユニットバスの入れ替え、設備の変更や修繕、システムキッチンやユニットバスの入れ替えや屋根の張り替えなど、一箇所のみを修繕することを「リフォーム」と言います。

両方にはメリットとデメリットがあります。

リノベーションのメリット

・自由に設計できる

・物件の選択肢が増える

・新築を建てるよりもコストをおさえられる

リノベーションのデメリット

・築年数が長いために耐久性に不安

・住むまでに時間が必要であること

・ローンの金利が高くなりがち

リフォームのメリット

・費用が安い

・工期が短い

・完成後の住居をイメージしやすい

リフォームのデメリット

・住宅の機能は改善しない

・コストパフォーマンスが良くない

などが挙げられますのでお住い探しの参考になればと思います。
リニュアル仲介、渡辺でした。

***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/(ご利用は無料です)
■資産となる家を真剣に考えるセミナー

http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

***************************************************

燃えない街づくり ~防火地域~前のページ

住宅ローンの新規契約で、マイナンバーが使えるようになる?!次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 住宅購入は不安でいっぱい
  4. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    不動産の4つの価格 その4 「実勢価格」

    前回は、不動産の4つの価格のうち、「路線価」についてお話ししました。…

  2. 不動産取引ガイド

    住宅ローンの金利上昇の兆しあり!注意すべきポイント?!

    歴史的な低水準が続いてきた住宅ローン金利に変化の兆しが見え始めておりま…

  3. 不動産取引ガイド

    人口減少時代の都市開発(コンパクトシティ化)が遅れている?!

    先月の日本経済新聞に「コンパクトシティーに逆行」という記事が出ていまし…

  4. お金・ローン・税金

    住宅ローンの種類ってたくさんあってわかりませんよね?

    住宅ローンを組む際に、どれを選べば良いか事前に調べておくと良いと思いま…

  5. 不動産取引ガイド

    老朽マンションのリノベーションをしやすくする要件緩和をご存知ですか?

    ■2041年には築40年以上のマンションが425万戸になる見込みをご存…

  1. 不動産取引ガイド

    人口減少時代の住宅購入 20年後に買ってくれる人がいるか?という視点
  2. 不動産取引ガイド

    どうしてこの物件はこんなに安いの・・? 
  3. 不動産取引ガイド

    価格交渉は何がポイントになるのか?
  4. 不動産取引ガイド

    「今の家賃で家が買える」に要注意
  5. 不動産取引ガイド

    身近にできる地球温暖化対策とは?
PAGE TOP