不動産取引ガイド

「家に地下室を作るメリットとデメリット」

家を買うのではなく、家を建てたいと思っている方
東京都心部周辺では、広い敷地を購入してゆったりとした戸建てを建てるのが難しいといった問題があります。

理想の場所の敷地を見つけたけれど、敷地が狭くて広い家をつくれそうにない……そう感じたら「家に地階室をつくる」という方法もあります。今回は、地下室をつくるうえでの容積率などの条件やメリット、建築費用が高くなるなどのデメリット、そして注意点など気を付けておきたいことを紹介します。

建物の規模を規制する建築基準法には「建ぺい率」と「容積率」があり、一般的には規定された面積以上の建物をつくることはできません。
しかしながら、一定の条件を満たせば容積率の緩和を受けられ、同じ建坪の2階建ての1.5倍の広さまで建てられる方法があります。

それが地下室です。今回は地下の容積率緩和を受ける条件や、地下室のメリット・デメリットや注意点を簡単にお伝えします。

住宅における地下の容積率緩和を受けるには次のような3つの条件を満たすことが必要です。

■容積率の緩和が受けられる条件とは
1.地階にあり、床面から地盤までの高さがその階の天井の高さの3分の1以上であること。
2.地盤面から地階の天井が1m以下であること。
3.住宅の用途に使われ、床面積の合計の3分の1以下であること。

■地下室を作るメリット
地下室の良いところは何といっても土地の有効利用です。一般的に考えれば1.5倍のスペースを確保することができるのです。

また、周囲は土に囲まれているので遮音性も高く、もちろん内部の音も漏れないので、音楽を大音量で聞いたり、楽器の練習など、地上階ではご近所を気にして出来ないこともより放題、最適な空間といえます。

■地下室を作るデメリット
まず一つ目は、地下室は土を掘って搬出するわけですから、当然その分建物の施工費が高くなってしまうというデメリットがあります。

 

二つ目のデメリットは、湿度の問題。特に夏場は湿気がこもりやすくなりカビなどが発生しがちで、充分な換気計画が必要です。

地下室は空気のコントロールをよく考えて計画しておかないと夏・冬とも結露に悩まされますので、十分配慮しておくことです。特に夏は湿った空気が入り込むと外気温より低い地下室では水蒸気が飽和してしまい、結露しやすくなってしまうのです。冬ではなく夏に注意が必要です。

地下室の事例をご紹介しました。家を広く作れる、趣味を思いっきり楽しめるなどメリットもたくさんありますが、費用がかかってしまうことも事実。様々な事例を参考に地下室の必要性を検討してみて下さい!

以上、バイヤーズエージェント 中田でした。

私道にまつわるトラブルとは?前のページ

分譲マンションの共有部分とよく耳にしますが、どこを指しているのでしょうか…次のページ

ピックアップ記事

  1. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  2. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    マンション建て替えしやすく 所有者合意2/3に変更される予定です!

    昨年の12月27日(日)の日本経済新聞の朝刊にも出ていましたが、国土交…

  2. 不動産取引ガイド

    割安な物件をどうやって見つけられるか?〜不動産エージェントが教える賢い選び方〜

    こんにちは!エージェントの中田です。今日は、住宅購入を考えている方なら…

  3. 不動産取引ガイド

    お子さんが進んで勉強する部屋!?

    最近とある番組で東大合格者の勉強部屋の紹介をしていました。最近子供…

  4. 不動産取引ガイド

    太陽光発電とエコキュートと併用

    太陽光発電設備設置義務化のニュースや最近の光熱費の値上げなどを考えます…

  5. 不動産取引ガイド

    66%が資産価値よりライフスタイル優先|「立地に関するアンケート」住宅購入意識調査

    「物件提案ロボ」を提供するリニュアル仲介株式会社(本社:東京都新宿区 …

  6. お金・ローン・税金

    3種類の『耐震基準適合証明書』

    建築後一定期間を経過した中古住宅を買った場合、住宅ローン控除等が利用で…

  1. お金・ローン・税金

    夫婦共有で不動産購入する場合の「持分」はどうやって決めるのか?
  2. お金・ローン・税金

    何の写真でしょう?戸建て内見の時には必ず視界に入っているもの。本部エージェントの…
  3. 不動産取引ガイド

    契約時に払う『手付金』とは何か? 何に注意をすればよいか?
  4. 欠陥・トラブル

    『築40年超の戸建を買ってリノベーション 取材を受けました!』
  5. お金・ローン・税金

    2023年2月 フラット35金利のご案内
PAGE TOP