不動産取引ガイド

今後益々発展していく、渋谷区桜丘町エリア!今後どのような変革を遂げるのか?!

◆今後益々発展していく、渋谷区桜丘町エリアについて

現在、渋谷駅の南西に広がる東京都渋谷区桜丘町エリア。現在この付近一帯は白いフェンスで封鎖され、およそ1万7000平方メートルの広さになるそうです。

フェンスの外周は実に1キロメートル前後におよぶそうですが、内側に並ぶマンションや雑居ビルなど50棟超は解体工事を行い、大規模なビルが建つようです。

この渋谷区桜丘町エリアは「100年に1度と呼ぶにふさわしい開発。東急グループの総力を挙げた一大事業」と東急グループでは位置付けているようで、2023年度の完成に向け大きく変化するエリアとして注目されています。

この渋谷区桜丘町エリアでは高さ約180メートルの再開発ビルが立ち、渋谷駅の中心部からデッキで246号をまたぎ、再開発ビルに直結させる計画となっているようです。

既に渋谷駅を中心に東には「渋谷ヒカリエ」、西に「渋谷フクラス」(19年秋完成予定)、南東に「渋谷ストリーム」、南西に桜丘町の高層ビルを配置し、100年に1度の大開発が終了する予定だそうです。

元々、渋谷はスリバチ状の地形で高低差があり、道玄坂や宮益坂など地名には坂が多いエリアです。

余談ではありますが、渋谷周辺には四谷、市ヶ谷、それから千駄ヶ谷、幡ヶ谷、茗荷谷、谷中、世田谷とか、谷のつく地名が多いことに気づきます。

実は東京は谷をキーワードにするといろいろと見えてくるものがありますが、そのようなエリアで大規模開発が行われてきた歴史があります。

今回の渋谷区桜丘町に焦点を当ててみますと、過去には、ハマボウル、東洋会館、日本会館、渋谷会館、ユーロスペース、渋谷区立大和田小学校、渋谷エピキュラスという施設があったようです。

また、渋谷区桜丘町の歴史は下記の通りのようで、住宅や施設の混在したエリアです。

<渋谷区桜丘町の歴史>

1907年 (明治40年) 1月21日に大和田小学校が開校する。

1970年 (昭和45年) 1月1日に住居表示が実施された。町名が実施前[大和田町]から実施後桜丘町となる。

1991年 (平成3年) 道玄坂から7本のソメイヨシノが 桜丘通り[現:さくら通り]に移植される。

1997年 (平成9年) 4月1日に大和田小学校は渋谷小学校、大向小学校との3校の統合により神南小学校に引き継がれる。

1998年 (平成10年) 3月- 渋谷インフォスタワー竣工

2001年 (平成13年) 3月- セルリアンタワー竣工

2010年 (平成22年) 6月- 渋谷区文化総合センター大和田竣工 2階に旧大和田小学校校歴展示室がある。

◆渋谷区桜丘町エリアはかつては住宅地だった・・・。

渋谷区桜丘町エリアはかつて、住宅地だったようですが、1980年代に入るとマンションが増え始め、さらにはオフィスビルや飲食店を始めとした商業地化が進み、発展してきたようです。

最近では町内には渋谷インフォスタワー やセルリアンタワーや渋谷区文化総合センター大和田などがあり、渋谷の新たなIT拠点ともなっており、今後、桜丘町の高層ビルが完成をすると以前の渋谷とは違った雰囲気のエリアになりそうです。

ご存知の通り、渋谷は東京を代表する繁華街のひとつであり、最先端の流行やファッション、音楽、若者文化の街となっていますが、これから様々な変革を遂げ、今まで以上に魅力的な街へと変貌しそうです。

また、不動産購入に際してもこのような発展し続ける街は資産価値の観点からも落ちにくく、いつでも『借り手や買い手がいるエリア』となる傾向が高いです。

今後も『渋谷区桜丘町エリア』に注目していきたいと思います。

法人営業部 犬木 裕

玄関・窓をIoT化前のページ

住生活基本法を知る!次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 危険な場所は 地形図で見分ける
  3. 住宅購入と 生涯の資金計画
  4. 土地価格の相場を知る方法
  5. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    インスペクションは意味がないのか?

    宅建業法の改正とともに制度化された既存住宅状況調査(インスペクション)…

  2. 不動産取引ガイド

    フェンスが倒れたら!?

    12日午後、埼玉県で民家のフェンスが倒れる事故があり、小学生の男の子が…

  3. 不動産取引ガイド

    日本の家 なぜ資産にならないのか?

    おはようございます。法人営業部の犬木です。昨日、日本経済新聞に「日本の…

  4. お金・ローン・税金

    『同じ借入額でも数百万の差!? フラット35「S」金利引下げ幅拡大終了』

    長期全期間固定金利(フラット35)で住宅の融資を検討されている方は、必…

  5. 不動産取引ガイド

    雹の被害は春も注意が必要!!

    春は、晴れると気温も上がり、最高気温が25度を超えることもあります。た…

  6. 不動産取引ガイド

    耐震改修の補助制度を利用する場合の注意点

    中古戸建住宅の購入を検討する場合、耐震診断などのインスペクションやそれ…

  1. 不動産取引ガイド

    <コロナ禍の不動産購入知識> 「ベランダカフェ」という言葉をご存知ですか?
  2. 不動産取引ガイド

    住宅ローン減税の要件と注意点
  3. 不動産取引ガイド

    中古住宅・マンション購入後の資産価値の下がり方とは?!(前編)
  4. 不動産取引ガイド

    売る時に資産価値が下がりやすい物件とは(防犯上心配な1階の住戸)
  5. 不動産取引ガイド

    新しい太陽電池
PAGE TOP