不動産取引ガイド

ヒートショックに年齢は関係なし!

ヒートショックという言葉は聞いたことがあるものの、身近な問題として考えている方は案外少ないのではないでしょうか。

最近のニュースで20代の人がヒートショックでなくなったと聞きました。
ヒートショックに年齢は関係はないと言うことです。

特に冬場に気を付けたいヒートショックは、どういった人が特に注意するべきなのかを理解し、家族に年配の方がいない場合も予防法を抑えておくと良いと思います。

ヒートショックとは、室内での急激な温度差が影響で起こる、身体へのさまざまな悪影響のことです。
血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こし、最悪は死に至ることも少なくありません。

家の中で高齢者が死亡する原因の4分の1が「ヒートショック」だと言われ年間1万人以上が亡くなっており、その数は交通事故の2倍以上だということです。

■ヒートショックに年齢は関係なくすべての人に注意が必要

ヒートショックの危険性が高いのは高齢者ですが、もともと血圧が高かったり、糖尿病、高脂血症、さらには不整脈などの持病を持っていたりする場合は、年齢に関係なく注意が必要です。

スポーツをして血圧が上がったあと、寒い脱衣所で着替え、熱いお湯に肩までつかるなどはとても危険な行為になります。
起き抜けは血圧か安定しないため、冬場は起きてすぐに入るお風呂も危険な行為です。
また、食事や飲酒の後も血圧が変動しやすいので、たとえば晩酌直後の入浴はできるだけやめた方が良いでしょう。

■ヒートショックを防ぐお風呂の入り方

注意すべき場所は浴室、脱衣所以外にもあります。
普通の木造住宅なら廊下やトイレなどもかなりの温度差があるはずです。
我が家はかなりの築年が古いので家のあちこちが寒いです。

高齢になると衣類の脱ぎ着にも時間がかかり、寒い脱衣所で着替えをするうちに身体が冷え切ってしまうということもありますので
小型のヒーターなどを置くなど、室内を温める工夫をして頂くと良いかもしれません。

■お風呂の入り方の注意点

ヒートショックを予防する方法には次のようなものがあります。

1.浴室暖房で浴室内を暖める
2.シャワーでお湯を出して浴室内の温度を上げる
3.お湯の温度は38~40度のぬるめに設定する
4.かけ湯をしてから湯船に入る
4.一番風呂は避ける
5.あまり長湯はしない

お風呂の床がタイル張りなどで冷たい場合は、バスマットを置いたり、入浴前に床にお湯をまいたりしておくといいそうです。

ヒートショックが怖いということを知っていても、自分は大丈夫と思い込んでいませんか?

予防方法は簡単なことばかりですので是非参考にしてみてください。

リニュアル仲介、渡辺でした。

稼ぐ都市農家が増えている?!しかし、不動産の『2022年問題』が・・・!前のページ

「盛土」と「切土」の注意点次のページ

ピックアップ記事

  1. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. 住宅購入は不安でいっぱい
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    自分の土地だと思っていたら、実は他人の土地だった!?土地境界と時効取得

    土地購入時に気にしなければならないことの1つに、土地の境界問題がありま…

  2. 不動産取引ガイド

    売主偏重の不動産市場

    今回のお話は不動産市場にも明るくて建物の構造や性能にも精通している、完…

  3. 不動産取引ガイド

    不動産を取得した際に課税される?!不動産取得税について

    不動産取得税は、土地や建物などの不動産を取得した際に課される地方税です…

  4. マンション

    マンション購入時に気になる「管理状況」と「高齢化問題」?!

    マンション購入時に気になることの一つに「管理状況」というものが挙げられ…

  5. 不動産取引ガイド

    謄本の見方がわかると、購入時に何に気を付けた方が良いかがわかると思います。

    不動産登記は、土地や建物の所在、面積のほか、所有者の住所・氏名などを一…

  6. 不動産取引ガイド

    春の住宅購入最新トピックス

    おはようございます。犬木です。本日の日本経済新聞に、「春の住宅購入最新…

  1. お金・ローン・税金

    全期間固定、超低金利のフラット35が益々使いやすくなりました!
  2. 不動産取引ガイド

    土地・建物には細かな制限があります。
  3. リニュアル仲介通信

    資産価値が目減りしない住宅購入とは?
  4. 不動産取引ガイド

    震度6強で倒壊の危険(東京都)
  5. 不動産取引ガイド

    空き家活用が本格始動!放置空き家を減らす動きも必要?!
PAGE TOP