横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸「あざみ野~新百合ヶ丘」の概略ルート・駅位置が決定したと発表が行われました。
東側を通るルート、途中に3駅に決定。延伸区間は、現在のブルーラインの終点であるあざみ野駅(横浜市青葉区)から、嶮山(けんざん)付近、すすき野付近、ヨネッティー王禅寺付近を通り、新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区)へ至る約6.5kmの路線で、各付近に駅が設けられる。終点の新百合ヶ丘駅は南口付近に設置される計画です。
この路線は2014年度に事業化へ向けた基礎調査が開始され、2016年4月には交通政策審議会に答申されました。
これを受けて2019年1月には事業化へ向けた判断を行なうことが発表され、同年8月には説明会を開催。9~10月に川崎市麻生区内に示された3つのルート案の考え方に対する意見募集を行ない、総合的に判断した結果、東側を通る今回発表の概略ルートと駅位置が決定されました。
あざみ野~新百合ヶ丘間が開業すると、同区間は20分程度、新横浜~新百合ヶ丘間は8分程度それぞれ所要時間が短縮される見込みです。
乗換えなしの移動が可能となるため、川崎市北部や多摩地区などから東海道新幹線新横浜駅(横浜市港北区)へのアクセスが向上し、横浜とを結ぶ新たな都市軸が形成されるとしています。
概算事業費は約1720億円を見込んでおり、2020年度以降は、審議会答申の目標年次である2030年の開業を目指して、環境影響評価や都市計画、鉄道事業法上の手続きを経て用地を取得し着工に至る想定となっていますが、横浜市と川崎市ではこれについて今後精査していくとしています。
移動時間の短縮例は、新百合ヶ丘~あざみ野が約20分短縮(乗換なし、約30分 → 約10分)、新幹線とアクセスする新横浜方面は、約8分短縮(乗換なし、新百合ヶ丘~新横浜 約35分 → 約27分)。
両市は今後、概略ルート・駅位置の基本的な考え方をふまえ、環境影響評価手続の着手にむけて、条例に基づき、事業の概要や環境への配慮が必要な事項等を記載した図書の作成をすすめていきます。
≪参考資料≫
新駅ができることによって、不動産の価格にも大きく影響が出ます。
今ままでこのエリアは、バス便ばかりだったので、車がないと不便な場所でした。この辺りの自然豊かな住環境で子育て重視のご家族様には、良いニュースかと思います。
開業まで約10年となりますが、今後の発展性を考えると面白いかもしれませんね。
以上、バイヤーズエージェント中田でした。