不動産取引ガイド

緊急事態宣言が出てから 中古住宅のマーケットは今どうなっている?

リニュアル仲介本部エージェントの中田です。

4月7日に発令した「緊急事態宣言」を受け、「不動産中古市場はどのように変わったか」

状況をお伝えします。

一部の大手仲介業者は完全に店舗を休業し、社員は在宅勤務に変更(実質、休業状態)

また、一部の大手仲介業者は、店舗の人員を極力減らし、チーム編成で交代制在宅勤務となっております。

現在売却活動をしている売主様もこの「緊急事態宣言」を受け、実態的には内見自体をお断りする方が大半です。理由は、他人が自分の家を内見することによる新型コロナウィルス感染を避ける為です。

余裕のある売主様であれば、この時期にわざわざ内見してもらう必要はありません。コロナが終息した頃に内見してもらえばよいのです。

ただし、コロナの終息はいつになるのか、誰にもわかりません。コロナ終息は、ここ1・2

カ月ぐらいの問題ではなく、間違いなく長期化すると思われます。

売却するのにコロナの完全終息を待っていられない余裕のない売主様も世の中たくさんいます。すでに、買換え先を購入してしまって二重のローンが発生している売主様、コロナショックにより経営不振 今不動産を売ってお金を作らないといけない売主様等、今売らざるを得ない売主様もいらっしゃいます。

だから、マスク着用、手洗い消毒をして頂いた上での内見ならOKという売主様もいらっしゃいます。当然、未だ先行きの見えない状況ですから価格交渉にも応じてくれる可能性が高いです。マンションであれば築10年以内のものでなければ、売値より住宅ローンの残債の方が高い売主様はほとんどいないでしょう。逆に言えば、築10年以上超えている物件で売らざるを得ない売主様は、この状況下であれば、価格が大幅に下がる可能性があるともいえます。

売主様は、この時期にはあまり内見をしてほしくない。

買主様も、緊急事態宣言で不要不急の外出は控えているのでこの時期に内見は考えていない。

上記のような理由で、この瞬間は不動産の物件がほとんど動いていません。

だから、売らざるを得ない売り物件については、良い物件をお得に購入できる可能性がある時期とも言えるでしょう。

ある意味強気の価格交渉を仕掛けられる絶好のタイミングでもあり、そしてより資産性の高い物件を選ぶ力が問われます。こんな不安定な時期こそ、早めに情報収集を始めて、信頼できるプロを見つけておくことが重要です。

では、住宅購入検討者は、今在宅で何をすればよいのでしょうか。

私がお勧めするのは、

  • 今後の市場予想展開を知っておく

⇒弊社では、『WEBセミナー』で解説します。

※4/18開催のセミナーは残りわずか 詳細はこちらから)

  • 適切な判断・サポートのできる優秀なエージェントを見つけ、相談しておく

(今の内に相談、戦略を立てることが大切)

⇒弊社では、オンラインでエージェントによる個別相談承っています。

『オンライン個別相談』をご希望の方はこちらから

  • 住宅ローンの審査を終えておく

この時期だからこそ、様々な情報をいち早く取得し、今後の対策をしっかりしておきましょう!

以上、本部エージェント中田でした。

住宅ローン減税の適用が緩和されます!前のページ

フラット35のリフォームにも使えるローン次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入と 生涯の資金計画
  2. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  3. 土地価格の相場を知る方法
  4. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  5. 立地適正化計画をご存知ですか?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    修繕積立金の金額は何で決まる?

    マンションを購入する際に必ず確認する管理費と修繕積立金ですが、マンショ…

  2. 不動産取引ガイド

    不動産検討時に『ハザードマップ』の確認はお済みですか?

    住宅の水没リスクがある地域への人口流入が止まらない。河川の洪水で住宅1…

  3. 不動産取引ガイド

    内見のコツ

    インターネットで気に入った物件を見つけたら実際に物件を見に行きます。…

  4. 不動産取引ガイド

    自宅に居ながら不動産売却査定(AI評価)!『全国マンションデータベース』を活用してみませんか?

    ■マンションの資産価値を知りたい方はぜひ、『全国マンションデータベース…

  5. マンション

    「タワマン・クライシス(タワーマンションの危機)」!?

    タワマン・クライシス(タワーマンションの危機)と言うタイトルの記事を見…

  6. お金・ローン・税金

    年収400万~600万 生活費を確保し無理なく返せる借入額はいくらか 

    住宅ローンをいくら借りるかで、住宅の購入予算は左右されます。この住…

  1. 不動産取引ガイド

    屋根の素材の種類
  2. お金・ローン・税金

    安い物件買ったら贈与税!?気を付けておきたい中古住宅取得と贈与税の関係≪1/2≫…
  3. 不動産取引ガイド

    お仏壇の置く場所はどこ
  4. 不動産取引ガイド

    赤字ローカル線に廃線圧力 その地域の不動産の資産価値は・・・
  5. 不動産取引ガイド

    今更聞けない、ZEHゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは?
PAGE TOP