マンション

入居者・購入者に負担転嫁?!管理組合向けのマンション保険料の引き上げが続いています。

損害保険各社はマンション管理組合が共用部分の損害に備えて加入する保険のマンション保険料を相次いで引き上げしています。
昨年中に保険料を引き上げた損害保険ジャパン日本興亜などの上げ幅は2~6割程度になっているようです。
東京海上日動火災保険も4月から平均2割上がっています。引き上がる背景として、古い物件で水漏れが増え、保険金の支払額が膨らんでいることが影響しています。物件によっては入居者・住宅購入者の管理費に数百円以上転嫁される可能性もあり、実質管理費のアップにつながる場合もあります。
(新築マンション保険料は逆に約10%の割引が適用されている場合が多いようです。)

ちなみにこの引き上げのイメージは、東京や大阪にある築20年の50戸程度のマンションの場合、5年間のマンション保険料は130万円ぐらいでしたが、引き上げ後は178万円となります。過去に保険金を請求していないなどの条件を満たせば割引が適用でき、160万円まで圧縮できる場合があるそうです。その為、過去に保険使用の有無なども把握できると良いかもしれません。

国土交通省の調べによると全国にあるマンションのうち、築20年以上の物件は約5割を占めるようです。その為、老朽化でマンション保険料の支払いが増える場合もありますので、あまり古すぎる物件の購入時には過去に保険金を使った履歴があるかどうかも確認してください。

万が一の時の保険ですが、自分たちが購入するマンション専有部分の事だけに気を回すのではなく、管理組合等が対応している共有部分側の事も住宅購入時には気に留めて頂ければと思います。

法人営業部 犬木 裕

———————————————–

「資産となる不動産を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.jp/semi/

———————————————–

中古建物の価格とは?前のページ

何の写真でしょう?戸建て内見の時には必ず視界に入っているもの。本部エージェントの現場レポート≪中古戸建て編⑥≫次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 住宅購入と 生涯の資金計画
  3. 住宅購入は不安でいっぱい
  4. 危険な場所は 地形図で見分ける
  5. 買ってはいけない物件を自分でチェック

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    不動産売買における「契約」はどの時点で成立するのか?

    民法では、売買契約は当事者の口頭による合意だけで成立するとされており、…

  2. かし保険

    安心R住宅の説明会に行ってきました

    10月31日に開催された国土交通省による安心R住宅の説明会の東京会場に…

  3. お金・ローン・税金

    フラット35のリフォームにも使えるローン

    フラット35と言えば、35年固定ローンですが、リフォームにも使える「リ…

  4. 不動産取引ガイド

    不動産購入をする際の「住宅ローン」!金利上昇はどのような影響を及ぼすのか?!

    ■ 住宅ローンの金利上昇圧力が高まっており・・・?!メガバンクが相…

  5. かし保険

    既存住宅売買瑕疵保険を活用しましょう

    既存住宅売買瑕疵保険は消費者保護が目的の制度です。特に戸建て住宅の場合…

  6. 不動産取引ガイド

    不動産の相続登記が一部無償になります!

    平成30年度の税制改正により、相続による土地の所有権移転の登記について…

  1. 不動産取引ガイド

    火災警報器も定期点検を。
  2. 不動産取引ガイド

    地震が発生した時、どのような行動をとればいいのでしょうか。
  3. 不動産取引ガイド

    「木造瓦葺」と「木造かわらぶき」の違い
  4. お金

    住宅のメンテナンスに適切な時期や修繕費用の目安は?
  5. 不動産取引ガイド

    誰でもわかる!木造住宅の耐震診断 ~接合部~
PAGE TOP