不動産取引ガイド

保有不動産の資産価値を使い切る活用法

住宅金融支援機構が提供する、60歳以上を対象にした住宅融資保険付きリバースモーゲージ型住宅ローン「リ・バース60」の利用が伸びているようです。

2021年4~6月分の利用実績の前年同月比では約53%の増加という数字が公表されました。

リ・バース60とは?

リ・バース60は60歳以上を対象とした住宅ローンです。

毎月の支払は利息のみで、元金は、借入人が亡くなったときに、相続人のから一括して返済するか、担保物件(住宅および土地)の売却により返済する、という商品です。

一般的な住宅ローンとの違いは、返済が利息のみ、という部分です。

一般的な住宅ローンでは、利息と元金を月々返済していき最終的に元金を返し切る、というものですが、リ・バース60の場合は、通常の返済期間中は元金を返済しません。

元金の返済は、借入人が亡くなったときに一括、となります。

よりシビアな物件価格の審査

このようにリ・バース60の場合には、相続人が亡くなったときの物件価格だけが金融機関にとっての元金回収の拠り所になります。

そのため、本人の年収や勤務先などよりも、物件価値の重要性がより大きくなります。

きちんと売却して現金化できるのか、将来需要があるエリアなのか、建物の維持管理は期待できるか、などが判断根拠になるでしょうか。

不動産承継ではなく、資産価値の最大活用という視点

このリ・バース60を利用する方法は、資産承継よりも、資産価値の最大活用という視点がふさわしいのではないでしょうか。

子供たちにその住まいを引き継ぐつもりがなければ、将来売却したときに得られる資産価値を、ご自身の生活費などに変換して使い切る、という風にも考えられます。

実際には、注文住宅の建築や、借り換え、リフォームなどにもリ・バース60は利用されているようです。

このように、不動産をただの住まいとしてではなく、価値ある資産として活用する手法も生まれています。

今後は他にも、こうした不動産の資産価値に着目した方法が生まれるかもしれません。

今まで以上に、不動産を終の棲家選びではなく、目減りしない資産として選別するという視点が大切になるのではないでしょうか。

弊社では、こうした資産価値を重視した住まい探しのお手伝いをしております。

ただの物件紹介だけではご不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。

納得できる土地選びのポイント1前のページ

住宅ローンの支払いに困った!任意売却の前にやるべき事が・・・!次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 住宅購入は不安でいっぱい
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    ウィズコロナの時代に考える不動産購入

    最近でもだ多くのコロナウイルス感染症患者の数が報告されています。…

  2. 不動産取引ガイド

    見落としがちな表示変更登記

    販売チラシに記載してある「一部未登記」や「地目:山林」といったワードを…

  3. 不動産取引ガイド

    自分に判断能力がなくなった場合の不動産ってどうなるの?

    成年後見制度とは認知症や知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不…

  4. かし保険

    【瑕疵保険③】瑕疵保険には種類があります

    既存住宅売買瑕疵保険シリーズ3回目です。今回は瑕疵保険の種類について…

  5. 不動産取引ガイド

    トイレは10年で大きく進化する!2025年最新トイレ事情とスマート化の波!

    家庭のトイレは、新築時から短くみても10年は十分に使用に耐える住宅設備…

  1. 不動産取引ガイド

    2018 年7月度の不動産相場
  2. 不動産取引ガイド

    住宅ローン「頭金なしで今購入」か「5年後に頭金ありで購入」どちらが正解?
  3. 不動産取引ガイド

    自宅の建替えと法規!?
  4. 不動産取引ガイド

    「ニュータウンの将来やばい説」その街は生き残るのか?
  5. 不動産取引ガイド

    購入前に知っておきたい、インフレ時の不動産購入術! (投資編)
PAGE TOP