不動産取引ガイド

【厳しい冬に不慣れな方へ】今シーズンは給湯器の故障に要注意です!

いよいよ冬真っ盛りです。
冬に気を付けたいのが給湯器の故障です。
今回は今シーズン特に気を付けたい給湯機についてご説明いたします。

□給湯機がない!!

半導体不足の影響でニュースになっている車や家電のみならず、住宅設備も大きな影響を受け、品不足が叫ばれています。
また、新型コロナウィルスの影響から、海外に工場を持つアイテムの供給もストップし、ダブルパンチといった状況です。
供給に余裕がないというレベルではなく、在庫が枯渇しているといっても過言ではない状況のようです。

給湯器が壊れた状態だと、お風呂に入ることができなくなりますし、冷たい水で家事をこなさなくてはならなくなります。
そんな状況が数週間も続くとなるとまともな生活を送れそうにもありませんね。

□冬は給湯器の故障が多い?

冬の水回り設備のトラブルの原因は「凍結」です。
外気で水が凍ってしまい、水が通る経路が損傷してしまうのです。
日本でも冬が厳しい地域にお住まいの方は夜間に水を少しだけ流したままにするなどの凍結防止対策が生活に組み込まれていると思いますが、首都圏など比較的暖かい地域では、数年に一度の大寒波で凍結トラブルが多発してしまうのです。
ここ数年暖かい冬が続いていたのですが、今シーズンは全国的に厳しい冬になる予想となっており、準備が必要です。

□給湯器の耐用年数は短い

製品によって異なるのですが、給湯器は住宅設備の中でも壊れやすいアイテムと言えます。一般に10年くらいで交換の目安と言われます。
耐用年数が過ぎたからと言ってすぐに使えなくなるわけではないのですが、いつ壊れてもおかしくない状況と言えます。
通常であればお湯が出ない数日を我慢することとして、故障するまで使い続けるという選択をされる方もいらっしゃると思いますが、今給湯器が壊れてしまうと、数日どころか数週間お湯が出ない生活を余儀なくされる恐れがあります。
「うちもそろそろ買い替えかな」とお考えだった方は今シーズンに限っては早めに判断された方が良いかもしれません。

□リフォームをお考えの方は在庫状況も含めて検討しましょう

ウッドショックや住宅設備供給不足など建設・リフォーム業界は商品の仕入れに関する問題を抱えています。
国内における新型コロナウィルスの感染拡大は一息ついた状況と言えますが、海外に目を向けると未だ終息のめどがついていません。
海外に生産拠点を置くメーカーも多いので、リフォームに関する物不足はしばらく続くという見通しです。
リフォームをお考えの方はリフォーム内容を検討する際にモノの善し悪しや価格に加えて「すぐに購入できるか」という観点でも検討が必要になりますので、購入したい物件が決まったら早めに工務店・リフォーム会社へ相談した方が良さそうです。

増築した際に必要な表示変更登記の書類前のページ

上下階の遮音性能は、床の厚さと構造からおよその判断が出来る次のページ

ピックアップ記事

  1. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  2. 住宅購入と 生涯の資金計画
  3. 住宅購入は不安でいっぱい
  4. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  5. 立地適正化計画をご存知ですか?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    自宅がまさかの「再建築不可物件」問題発覚!

    我が家は築75年位の古い家です。先日、建て替えを視野に自宅の土地調…

  2. 不動産取引ガイド

    不動産の舞台裏:売主が語る物件の実像

    売主が居住中の物件は、売主様に直接確認できる絶好の機会と言えます。…

  3. 不動産取引ガイド

    「建物のオバケ」が見つかった?

    本当はそこには存在しないのに、土地のうえに何かある!?今回は、…

  4. 不動産取引ガイド

    家のカギがサービス終了?IOTの便利さの裏側

    2023年5月8日にスマートロックを提供しているソニーグループ子会社の…

  5. 不動産取引ガイド

    中古戸建て購入時に既存住宅売買瑕疵保険がお勧めな理由

    中古住宅は新築と違って何の保証もないから心配だ、とよく言われます。特に…

  1. マンション

    中古マンション隣地建替えリスクも要チェック!本部エージェントの現場レポート≪中古…
  2. 不動産取引ガイド

    66%が資産価値よりライフスタイル優先|「立地に関するアンケート」住宅購入意識調…
  3. 不動産取引ガイド

    これを満たせば、住宅の容積率緩和が受けれる!?(地下室編)
  4. お金・ローン・税金

    非正規雇用契約労働者のローン申込みについて…
  5. 不動産取引ガイド

    南側道路物件の盲点。住まい探しの足かせになっているかもしれません...
PAGE TOP