不動産取引ガイド

売却しようと思った時に困る事のないように「売れないマンション」には要注意!

住宅を購入時にはご自身の勤務先、家族構成、お子様の学区域、などで条件にぴったり!と思い住宅を購入される方がほとんどだと思います。

その物件に長く住んで、お子様が大きくなったタイミングなどで、いざ売却と思った時に査定をしてみると思ったより査定額が伸びず、残債の兼ね合いからも買換えを断念してしまう方も多いかと思います。

そういった売れない住宅は資産価値としてはかなり要注意です。

今回は売れないマンションの特徴などをお伝えしたいと思います。

まず、住宅は築年数が経過するごとに物件の価格は下がっていきます。

新築~5年以内に比べて、築6~10年以内では10%前後、さらに築11~15年になると20%以上値下がりします。

よっぽど人気のあるマンション以外は一般的にはこういった価格の変動があることは仕方がない事だと思います。

では、その中でもどういったマンションであれば買い手がつくのか?

色々と買い手がつかない要因はありますが、共用部分で気を付けておいた方が良い点を挙げてみたいと思います。

 

①清掃が行き届いていない

②マンション内の植栽が枯れている

③エレベーターがない

④オートロックや防犯カメラが設置されていない

⑤プールや温泉施設、カフェなど豪華な施設がある

⑥受水槽がある(直結給水方式ではない)

⑦鳥類などの動物被害が発生している

⑧賃貸住戸や空室が20%を超えている

⑨事務所使用や民泊をしている住戸がある

 

ご自身のマンションは上記の何項目に当てはまってますか?

出来れば1つも当てはまっていない方が、買い手が内覧に来た際には好印象なマンションと言えるかと思います。

当てはまっているからといって絶対売れないという訳ではありませんが、仮にご自身が新たに購入しようと思う時にはこういった点をチェックしてしまうのではないでしょうか?

売れないマンション=負動産と言われる事のないよう、ご自身で住まわれているマンションは管理状態を良くし、日ごろから総会などにも参加して、マンションの状態を良く保つようしておくと良いと思います。

もちろん購入時にはそういったマンションを買ってしまわないよう、内覧時には十分にチェックすることが大切です。

内覧時はついつい間取りなどに気を取られがちですので、共用部分はプロである不動産会社の担当者に見ておいてもらえると良いですね。

弊社、リニュアル仲介でも勿論そういったチェックは欠かさずに行っておりますので、不安な方は是非お声掛けください。

リニュアル仲介、前田でした。

「買いたいけれど、物件がない」を解消する方法は?前のページ

アルコーブとは?玄関ポーチと何が違う?次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入と 生涯の資金計画
  2. 危険な場所は 地形図で見分ける
  3. 住宅購入は不安でいっぱい
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 立地適正化計画をご存知ですか?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    住宅ローン|銀行、保証会社、不動産業者の関係

    銀行ローンの折衝というのは、微妙で複雑な関係の中で行われます。直接…

  2. 不動産取引ガイド

    木造住宅なのに耐震診断ができない物件

    当社は耐震基準適合証明書や住宅ローン減税に関する記事を多く掲載している…

  3. 不動産取引ガイド

    ペットにやさしい床材

    ペットとのより快適な暮らしのために近年はペットの飼育が可能なマンシ…

  4. 不動産取引ガイド

    「地震被害に必ず遭遇する」という前提

    防災の話です。防災を考える上で、大切なのは最悪の想定です。最悪を想…

  5. 不動産取引ガイド

    自然災害時の備え

    停電は自然災害や様々な原因による事故などで、全国各地で一年中発生する可…

  6. 不動産取引ガイド

    賃貸なら自由に住み替えができるのか?

    1月から4月くらいまでは不動産の繁忙期と言われます。4月から新年度…

  1. 不動産取引ガイド

    熊本地震が遺した教訓(その2)
  2. 欠陥・トラブル

    相続した不動産の上手な売り方
  3. 不動産取引ガイド

    農地は本当に大変!(農地第4条・5条許可申請編)
  4. お金・ローン・税金

    【火災保険の水災特約は入るべきなのか…】
  5. 不動産取引ガイド

    東京23区中古マンション価格上昇中!?
PAGE TOP