最近の住宅には和室が少なっていると思います。
和室がないということは畳に触れることが少ないので、い草の良い匂いに癒される事もないという事になります。
個人的には旅館などで味わう和室は匂いも含めてリラックス効果もあるなと思ってます。
今回はそういった和室の良さなどをお伝えしたいと思います。
まず、い草の主なメリットは以下の4つです。
・サラッとした手触り
・空気を浄化する作用がある
・落ち着きのあるデザイン
・香りに癒やし効果がある
い草は湿気を吸い取ってくれるので、ベタつきにくい特徴がります。
吸湿性のお陰で、湿度が高い日本の夏でもサラッと快適に過ごすことができると思います。
また、い草には空気を浄化する作用もあります。
二酸化炭素やきれいにしてくれるので、『天然の空気清浄機』と呼ばれることもあるそうです。
人工的な敷物に比べ、シックハウスの原因と言われる「ホルムアルデヒド」や「二酸化窒素」の吸着に優れていたり、水虫の原因となる白癬菌や、足の臭いの原因となる微生物、また大腸菌O157などに対して抗菌効果があるので、昔から住宅に取り入れられているのだと思います。
い草の主なデメリットは以下のとおりです。
・変色や退色がある
・ささくれができることがある
・カビが発生することがある
い草は水や日光によって、変色・退色することがあります。
飲み物をこぼしてしまったときは、乾いた布で拭き取るようにしてください。
お手入れするときも、直射日光が当たらないよう陰干しを徹底しましょう。
ですが、現実的に和室をつくるのが難しい場合は、ラグなどで代用するもの良いと思います。い草や竹のラグでも十分効果はあるので、お勧めです。
竹のラグにもメリット・デメリットがあるので、お伝えしておきます。
竹ラグのメリット
・ヒンヤリとした手触り
・抗菌・消臭効果がある
・ナチュラルな雰囲気
竹ラグのデメリット
・折れやヒビが入ったり、色むらがある
・ラグの表面がやや硬い
・コンパクトに折りたためない
ラグだと一般的には絨毯などを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、和風のい草や竹も候補にしてみてはいかがでしょうか?
多少の手入れは必要となりますが、この暑い夏などには良いと思います。
上記のようなメリットも勿論ですが、お部屋の模様替えで使うにも室内のイメージが変わるので良いと思います。
最近では純和風のザ畳というようなものだけでなく、柄の入ったお洒落なものも多くあります。
機会がありましたら取り入れてみてはいかがですか。