不動産取引ガイド

マンションの管理状況を確認するためのチェックポイント

マンションの購入を検討されている方は、室内は勿論ですが共用部分も含めてチェックしなければならないという事は何度もお伝えしているかと思いますが、色んなマンションを何度も見ているのに、どこの部分を重点的に見ておけばよいかわからない方も多いと思います。
今回はマンションの共用部分のチェックポイントについてお伝えいたします。

たくさん見ても最近のマンションはしっかりと管理されている事がほとんどだと思います。
一般的には総戸数などで管理形態が変わるかと思いますが、管理人の方が常駐されているマンションなどは比較的安心しておいても良いのではないでしょうか。
ですが、チェック項目を挙げてみましたのでご覧ください。

【共用部の維持管理のチェックポイント】

・廊下や階段、エントランス、集会室等の共用部の清掃
・エレベーターや廊下の照明の交換
・植栽の剪定や防虫・除草、散水等の庭の維持
・エレベーターの定期点検や給排水・消火設備の法定点検等の実施
・管理人やコンシェルジュ等の有人サービス

主なポイントとしては上記のような項目かと思います。
植栽などは特にチェックしやすいと思います。剪定されていなければ見た目にも分かりやすいので、簡単にチェックできるのではないでしょうか。

また、郵便ポストなどに関しては既にお住まいになられている住人の方の状況も分かりやすく判断できる項目かと思います。不要チラシを捨てられるゴミ箱など置いてあると有難い方も多いかもしれませんが、そこに乱雑に捨てられていたり、散らばっているチラシもそのまま放置しているような事があれば、住人の方も含め良いマンションを保とうと努力される方が少ないマンションと捉えることが出来るかもしれません。

あとは掲示板の案内です。
綺麗に貼られているのは勿論ですが、あまり更新されていないような状況は管理が行き届いていないと判断しても良いかと思います。
マンションの住民に案内するものがあまりないという事は考えにくいので、そういった点を念頭に内見時にはご自身の目でチェックしておくと良いと思います。

勿論、内見に同行したエージェントが判断してお伝えするのも良いのですが、そういった点はご自身が購入して住む事になったマンションでは同様にチェックされているという事を忘れないようにしましょう。
次の入居を検討されている方の判断材料になっていると常に念頭においていただくと、より資産価値を下げることなく売却も可能となってくるかと思います。
購入したからといって適当にはせず、チェックポイントを忘れずに綺麗に管理されたマンション維持を心掛けましょう。

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