不動産取引ガイド

3軒に1軒が空き家の時代が訪れる!?

野村総合研究所が発表したデータによると、既存住宅の除去や住宅用途以外への活用が進まなければ2033年には空き家数は2170万戸程度まで膨らみ、空き家率が30.4%まで上昇するとの予測しました。
2013年の統計では全国で820万戸、空き家率13.5%でしたので、20年間で倍以上空き家が進行してしまう恐ろしい予測です。

空き家率の高い都道府県は以下の通り。

1位 山梨県…22.01%
2位 長野県…19.76%
3位 和歌山県…18.07%
4位 高知県…17.79%
5位 徳島県…17.55%

しかし、割合ではなく戸数でみると違った見え方になります。

東京都…817,200戸(空き家率11.11%)
大阪府…678,800戸(空き家率14.80%)
神奈川県…486,700戸(空き家率11.19%)
愛知県…422,000戸(空き家率12.26%)
北海道…388,200戸(空き家率14.13%)

東京都の空き家数817,200戸は、世田谷区と大田区にある全ての住宅を足した数よりも多いです。また、長野県の全世帯数は793,000世帯ですので、机上論では長野県民が全員東京に移住できるくらい東京には家が余っているということになります。

空き家問題と聞くと地方の問題と捉えてしまいがちですが、首都圏でも着実に進行している日本の病です。

空き家問題の原因は極端な少子高齢化による人口問題に起因します。今まで誰も経験したことがない異常事態が日本で起こっていて、海外からの移民を積極的に受け入れるくらいしか解決策が見出せない深刻な問題です。
(ただし、我が国は島国で、海外からの大量移民の受け入れを行ったこともなく、欧米と違って移民を受け入れる素地がありませんので、解決策と呼ぶにはあまりにも厳しい選択です)
遠くない将来に介護、相続の問題が顕在化してくると思いますが、場当たり的な対処療法では何ともならない事態に発展しています。

人口に起因する問題は近い将来確実に顕在化します。その時になっても困らないよう、これから家を買う方は、地域の人口動向に特に注意し、日本の人口が減ってもなお人が集まる立地選びを行いたいものです。

リニュアル仲介の稲瀬でした。

———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

梅雨の時期をさわかかに過ごすための、対策されてますか?前のページ

〇〇テックの活用で、不動産相場価格が把握できるようになってきました。次のページ

ピックアップ記事

  1. 土地価格の相場を知る方法
  2. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 危険な場所は 地形図で見分ける
  5. 住宅購入と 生涯の資金計画

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    リフォームとリノベーションの違い

    お住い探しで目にするリノベーションマンションやリフォーム済マンションが…

  2. 不動産取引ガイド

    国策を自身の資産管理に役立てましょう。

    8月27日、平成28年度の国土交通省概算要求が公表されました。国が、現…

  3. 不動産取引ガイド

    不動産購入後、カーポート設置で固定資産税は上がる?駐車場プランの選び方と税制の関係

    一戸建ての駐車スペースを整備する際、さまざまな選択肢があります。シ…

  4. 不動産取引ガイド

    二級建築士の取り扱える建物

    リニュアル仲介の渡辺です。今回は建築士についてお話したいと思い…

  5. 不動産取引ガイド

    バブル崩壊後、土地に対する意識の変化で「迷子の土地」が増えている!

    このまま放置すれば大変になると言われる「迷子の土地」というものがありま…

  6. 不動産取引ガイド

    気になるマンションは「買いたいマンション登録」を

    住宅購入のご相談を承っていると、稀に「どうしても〇〇マンションが買いた…

  1. 不動産取引ガイド

    「遺言代用信託」とは? 家族に葬儀代・生活費をすぐ渡すための仕組み
  2. 不動産取引ガイド

    地震の際の「電気火災」って何?
  3. 不動産取引ガイド

    マンションの梁(はり)とは?仕組みと工夫で変わる住み心地
  4. 不動産取引ガイド

    電気温水器って何? エコキュートの違いは何か?
  5. 不動産取引ガイド

    「こどもみらい住宅支援事業」という補助事業をご存知ですか?(新築分譲住宅購入編)…
PAGE TOP