不動産取引ガイド

進むのか、分譲マンションの耐震化に補助金?!

埼玉県は分譲マンションの耐震化の計画策定に補助する制度を始めたようです。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a1106/shinsai/bunjomansyonhojo.html

150万円を上限に費用の2分の1を支給するようです。埼玉県は首都直下地震などに備え、建築物の耐震化率向上を目指していますが、住民の合意形成が難航するケースも多く、マンションの耐震対策は原則、市町村が主体となって手がけていくことが望ましいと判断したためです。

7月に開始した「分譲マンション耐震優良ストック形成補助事業」は3階建て以上、延べ面積1000平米以上で、住戸数の半分以上が所有者自ら住んでいることなどが条件であり、耐震改修の計画、管理組合の運営方法などを建築設計事務所などに依頼して策定する費用を補助するようです(対象地域を限定)。

旧耐震基準の1981年以前に建てられた分譲マンションは埼玉県内には2466棟あるようで、首都直下地震が発生した場合、多くの被害が予測されている為、この機会に耐震化が進むことが望まれます。しかし、このような補助制度が進まない理由に合意形成の難しさがございます。その主な理由に下記のようなハードルがございます。

①合意形成が困難
耐震改修の決議要件 所有者の3/4以上の同意
(耐震改修認定を受けたマンションは1/2)

②費用が高額になる

③耐震改修により居住性に影響のある住戸とない住戸が生じる場合がある

④意匠的な問題

住宅購入時にはいろいろな補助制度がございますので、何か気になる事等がございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。

法人営業部 犬木 裕

———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

公的支援制度と 債務免除・減額手続き前のページ

地価には標高が影響する!?「国分寺駅」サンプルに検証。次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入は不安でいっぱい
  2. 立地適正化計画をご存知ですか?
  3. 住宅購入と 生涯の資金計画
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    築年数が古い一戸建て住宅はお買い得ではありません

    最近youtubeで築年数が古い戸建てを購入して「○○万円でリフォーム…

  2. 不動産取引ガイド

    人口が減った自治体ランキング

    東洋経済に面白い記事が掲載されていました。この3年「特に人口が…

  3. 不動産取引ガイド

    保有不動産の資産価値を使い切る活用法

    住宅金融支援機構が提供する、60歳以上を対象にした住宅融資保険付きリバ…

  4. 不動産取引ガイド

    インスペクションは手段であって目的ではありません

    改正宅建業法が施行されて1年。昨年の今頃はインスペクションについてかな…

  5. 不動産取引ガイド

    2018 年7月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2018…

  6. 不動産取引ガイド

    半地下車庫のメリットとデメリット

    先日、一戸建ての購入を検討されているお客様をご案内しました。そ…

  1. お金・ローン・税金

    中古住宅のローン控除利用。物件選びの内見時から注意を向けましょう。≪戸建編≫
  2. 不動産取引ガイド

    「住宅リフォーム実例調査」をご存知ですか?そこから見えてきたリフォーム二極化の時…
  3. 不動産取引ガイド

    住宅購入時に、「住み替え」という選択肢を残しておく!
  4. 不動産取引ガイド

    販売図面に記載の用途地域でどんな街並みか想像できてますか?
  5. 不動産取引ガイド

    神社の近くに住むということは?
PAGE TOP