不動産取引ガイド

内見時、部屋を見るより重要なこと!?本部エージェントの現場レポート≪中古戸建て編≫⑥前編

今回は千葉県某所、昭和60年築の戸建てを見てきました。今回も、エージェントが気になった箇所の写真とコメントをまとめてみました。

見た目はさすがに築年数相応ですので、誰でも“リノベーションするならキッチンとフローリングと...”と注意しながら見ることになると思います。でも、これら内装・設備のことは初歩中の初歩のことで、然して重要な部分ではありません。もっとも重要なのはリノベーショでも解消できないような問題はないか?や、見た目のリフォームにお金を使う以上に優先的にすべき工事はないか?をチェックすることです。

バイヤーズエージェントと一緒の安心な住まい探しをお考えの方は、リニュアル仲介にご相談ください。

≪注目した箇所一覧≫

  1. マンホールの位置

家には、下水管や水道管などのライフラインが接続されています。道路にある本管から地中を通って家に接続されていますから、表からは見えません。
厄介なのが、これらの管が他人地を経由して引き込まれていたり、逆にお隣さんの管が物件の敷地内を通っていたりすることがあるのです。
今回の物件は角地にあり、持分を有していない方の道から接続されている恐れがあることがマンホールの位置で分かりました。
道の掘削を要するような水道工事をしなければいけなくなった時は、道とはいえ他人の土地を掘削することになるので、その所有者の許可をとらなければいけません。
取引に際して、覚書を交わすなどしておかないと、トラブルになる可能性があります。

内見時、部屋を見るより重要なこと!?本部エージェントの現場レポート≪中古戸建て編≫⑥前編 (2)

  1. 塀の傾き・雨樋の越境

敷地境界にある塀が傾いていました。このような場合、地盤の沈下により傾いてしまったという可能性もありますので、そのような形跡がないかを念入りにチェックする必要があります。
塀自体は傾いていても直すのは簡単ですから大した問題ではありませんが、建物が傾いていた場合には、大掛かりな工事をしなくてはいけません。
一般の方は、内見をするときには傾きを測定するような機械は持ち歩いていません。
そんな時は、建物の基礎や外壁などを観察し、大きなひび割れが生じていないかを確認するようにしましょう。
今回の物件の場合は、ひび割れは見受けられなかったので、沈下の可能性は低いと思われますが、いざ購入を真剣に検討する場合には、建築士によるインスペクションを行なうなど、念入に調査を行なう必要があります。
その他、塀が傾くことによって、お隣さんの敷地に越境してしまっている可能性もあります。
今回の物件の場合、傾きによって軽微に越境することになっています。また、目線を少し上に向けると、お隣さんのお家の雨樋が、今回の物件側に越境している可能性が高いことが分かりました。(写真では少々分かりづらいと思います)

内見時、部屋を見るより重要なこと!?本部エージェントの現場レポート≪中古戸建て編≫⑥前編 (3)

  1. 瓦の劣化

屋根にモニエル瓦が使用されており、劣化が見て取れました。劣化を放置していると、雨漏れの原因になり、それが恒常化してしまえば木部が腐ることになります。
家の防水性能に関わる部分の問題を先送りしていると、屋根だけの修繕よりも大幅に工事費用がかかってしまうことにもなりかねません。
適切なタイミングで、適切な修繕を行なうことをお勧め致します。
また、戸建てのオーナーは、マンションのように修繕積立金を少しずつ貯めていくこともお薦め致します。
結果的に想定よりも劣化が進まなかったということであれば、それはそれで貯金ができたということですから、決して無駄になることはありません。
モニエル瓦の塗装は、塗装前の下地処理等、配慮が必要ですので、リフォームを依頼する建築会社にもきちんと相談し、ご説明を受けるようにしましょう。

内見時、部屋を見るより重要なこと!?本部エージェントの現場レポート≪中古戸建て編≫⑥前編 (1)

今回は長文の為、続きは後編で追記致します。

リニュアル仲介では、内見ひとつとっても、一般的な不動産屋さん以上の情報をお客様にご提供致します。“たかが内見、されど内見”です信頼できるプロを見つけることができれば、同じ量の内見をしても検討の深度が全く異なります。是非、リニュアル仲介にご相談下さい。

以上、リニュアル仲介本部 パイロット店 エージェント 石川でした!

———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

日本家屋に適した木材前のページ

オリンピック効果で不動産価格はどう変化するのか??次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 住宅購入と 生涯の資金計画
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    土地の権利

    土地には目に見えませんがいろいろな権利が付けられていることがあります。…

  2. 不動産取引ガイド

    コロナ禍で住宅ローンを見直す際のポイントについて

    今年も早い事で、残り僅かとなりました。月日の経過が早く感じられるタイミ…

  3. 不動産取引ガイド

    安売りしている土地の理由<但し書き道路>

    目を引くような安さで売り出されている土地を見つけたとします。「…

  4. 不動産取引ガイド

    旭化成建材、ジャパンパイルの杭問題では「曳家」の出番はない?!

    昨日、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で「曳家」の…

  5. 不動産取引ガイド

    VR(仮想現実)を活用した不動産購入は本当に身近になるのか?!

    VR(仮想現実)はVirtual Realty(バーチャルリアリティー…

  6. リニュアル仲介通信

    平成27年1月 「工法」「構造」によって耐震診断・かし保険ができない場合があります。

    住宅の工法とは、家の躯体(骨組み)をつくる方法のことです。工法によって…

  1. 不動産取引ガイド

    マンションの寿命は?
  2. 不動産取引ガイド

    ご存知ですか?ハザードマップ
  3. 契約関係

    不動産トラブルと「事故物件」
  4. かし保険

    瑕疵保険⑦瑕疵保険と住宅ローン減税
  5. 不動産取引ガイド

    不動産は「リアル」と「メタバース」、2つ所有する時代になる?!
PAGE TOP