かし保険

築浅物件ならではの注意点≪中古住宅の保証 その④≫

本日は、中古住宅の保証シリーズ第四弾です。中古住宅の取引の場合、売主の瑕疵(かし)担保責任は無か3ヵ月と定めるのが一般的です。これは売主も個人、買主も個人の対等な個人間の売買であることが影響しているのでしょう。一方、売主が宅建業者の場合には、プロと個人の取引になりますので、個人が不利益を被ることが無いよう、引渡し後2年間の瑕疵担保責任を売主が追うことが義務づけられています。新築は、法律で10年間の瑕疵担保責任を負うことが分譲主や工務店(自分の土地に新築した場合。以下、分譲主等。)に“義務付け”られております(以下、簡単にする為に10年保証といいます)。

さて、ここからが本日のテーマですが、新築後10年以内に個人間で取引された場合はどうなるでしょう?新築の10年保証の期間中だから、その保証を次の所有者が引継げるのか、それとも、あくまで個人間の売買だから上記3ヵ月になってしまうのか?

答えは、「両方あり得る」です。ただ注意が必要なのは、10年保証の引継ぎには所定の手続きが必須であるということと、不動産屋さんは手間のかかることしたがりませんから、買い手側から積極的に引継ぎの要望を伝えないと、一般的な中古の取引である「3ヵ月」になってしまいます。

それと、手続きをすればかならず10年保証の引継ぎができるのかと言えばそうではなく、「①新築時に付保してある瑕疵保険に、所有者変更の特約が付いている」と「②分譲主等の承諾が得られる」という2つのハードルをクリアしなければなりません。また、引継をするにあたっては、現在の建物の状況の検査を受ける必要があります(費用は5~10万円が一般的)。私の過去の経験では、上記②の承諾が得られず、中古住宅用の5年間の瑕疵保険を付保することにしたケースもありました。

物件の築年数が8年であれば、10年保証の残存期間は2年しかありませんから、中古住宅用の瑕疵保険付保を選択するのも良いでしょう。

リニュアル仲介でお住まい探しをなさっているお客様には、このような制度に精通したエージェントが、内容を確認してお伝えするとともに、必要な手続きなども丁寧にご案内しております。

以上、リニュアル仲介本部パイロット店 エージェント石川でした。

———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 買ってはいけない物件を自分でチェック

関連記事

  1. かし保険

    瑕疵保険⑦瑕疵保険と住宅ローン減税

    既存住宅売買瑕疵保険シリーズ7回目です。今回は瑕疵保険と住宅ロー…

  2. 不動産取引ガイド

    新・中間省略登記とは?

    「中間省略登記」というものを聞いたことはあるでしょうか。本来、…

  3. お金

    金融機関によって こんなに借入可能額が違う!?

    家を購入する場合、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。『自分が大…

  4. 不動産取引ガイド

    土地の権利はどこで調べるのか!?

    土地や建物など私たちの大切な財産を守るため、不動産には登記制度があり、…

  5. 不動産取引ガイド

    大田区で民泊条例可決!民泊解禁と自宅の資産価値。

    2015年12月7日、東京都大田区で「民泊条例」が可決され、2016年…

  6. 不動産取引ガイド

    家を購入する前にチェックしておきたいハザードマップ

    住宅を購入するときは、どうしても駅から距離や価格、…

  1. 不動産取引ガイド

    海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 10 【事前準備~売買契約締結 編 8/9…
  2. 不動産取引ガイド

    家を建てる時の建築確認申請って何の申請かご存知ですか?
  3. お金・ローン・税金

    “頭金”で使ってしまう前に、激安の資金調達手段を考えよう!
  4. 不動産取引ガイド

    築地火災の原因は伝導過熱,一般家庭でも起こり得ます!?
  5. 不動産取引ガイド

    古い物件は、要確認!水道の引込管の材質について
PAGE TOP