不動産取引ガイド

「物件ありき症候群」に気を付けよう!

家を買う際には、物件選びを先にするか、それとも資金計画等を先にするか、それとも違う方法をとるのか最初は良く分からないため迷うと思います。
ただ、この何から始めるのかというのが「賢い住宅購入」をする上では非常に大切になってくるのです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
★不動産を見てから考える自分の将来と資金計画
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「不動産購入にあたって何から始めたか?」という調査によると、

  1. 住宅物件探し         33.3%
  2. 購入エリアの検討     26.8%
  3. 希望条件の整理       13.3%
  4. 資金計画の検討       8.7%
  5. 購入方法の情報取得   8.1%
  6. 不動産業探し         3.7%
  7. ライフプランの見直し 2.2%
  8. その他               3.9%

(※首都圏で住宅購入をした方1,000組を対象にしたネット調査による)

調査から浮かび上がるのは、先に「エリア」と「物件」を決めてから、不動産購入を進めていく方が全体の約6割(1+2)いることがわかります。つまり、まず不動産のイメージを持ってから、自分の不動産購入方針や購入する力を検討しいる方が大半だという事がわかります。

一方、資金計画等から始める方はどの程度いるかというと、約11%(4+7)つまり全体の約1割程度しかいないのです。資金計画等が大事だとわかっていても、最初に取り組む方は少ないという事です。

おそらく、資金計画などは不動産会社にお任せで、提示された毎月の返済予定額をみて、この程度なら支払えると、自ら資金計画を考えなかった方も多いという事が予想されます。

理由はいろいろ考えられますが、そもそも何にどのぐらいの費用がかかるかわからないため、資金計画の是非は自分では判断できない方が多く、取り組みにくい。逆に取り組みやすい楽しい「物件探し」から始めてしまうのでしょう。

この流れを全て否定するものではないですが、この進め方には様々な問題に陥りやすいです。

問題1  自分都合、自分独自の判断基準で物件探しをしてしまう。
→将来の資産性とは関係ない視点で購入を決めてしまうことが多い。
問題2  気になる物件が出てきて初めて資金計画をするので、支払えるか支払えないかが焦点となりやすく、自ら諸条件に合わせ予算を釣り上げていく。
問題3 ローンの事前審査もしていなかったために、他の方に買われてしまい、良い物件を買い逃してしまう・・等

家をどのように購入していくかの計画がそもそもないため、あやふやな判断基準のまま不動産を見ていくことになります。全てのプロセスが物件ありきで進行し後追いで資金計画などを考えると「賢い住宅購入」は出来ません。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
★不動産購入力・判断基準を最初に見極めよう!
――――――――――――――――――――――――――――――――――
これに対する対処方法は、資金計画やライフプランなどの検討を半強制的に先に行い、自分の不動産購入力を見極め、無理ではないといえる基準がわかってからプロと一緒にエリア選択や物件探しに取りかかる事をお勧めします。

不動産購入力の見極め方には、ファイナンシャルプランナーなど専門家の力を借りてもいいですが、なかなか敷居が高いという事でしたら、自分にとって無理のない支払のレベル、それを見つけるだけでも最初は十分だと思います。

リニュアル仲介では、まず、「住宅購入の判断基準」(セミナーで情報提供しています)を身に付けて頂き、その後に「資金計画」をしていただく事を皆さまにお勧めしています。

つまり、前記の調査結果の項目で言い換えると、まず「住宅購入方法の情報取得」⇒「資金計画」⇒「購入エリアの検討」⇒「住宅物件探し」の順です。
賢い住宅購入をする場合には、上記の順で探されることをお勧めします。

その「住宅購入の判断基準」を身に付けて頂く上で、10月22日(土)にセミナーを開催しますので、どうぞ気軽にご参加ください。

▼「セミナー詳細」
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0
※キッズルーム完備

以上、バイヤーズエージェント 中田でした。

“見えない川”に注意!暗渠(あんきょ)の見つけ方≪後編≫前のページ

減少するリアル店舗 「商業施設に近い」というPR文に資産価値を落とす要素が・・・次のページ

ピックアップ記事

  1. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  2. 住宅購入は不安でいっぱい
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 土地価格の相場を知る方法
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    建物状況調査に関する少し深い情報 その1

    今回から数回に分けて改正宅建業法における建物状況調査についてご説明した…

  2. 不動産取引ガイド

    マンション購入を検討されている方へ 『大規模修繕工事』とは?!

    鉄筋コンクリート造のマンションは構造的には頑丈な造りをしています。しか…

  3. 不動産取引ガイド

    2026年の住宅ローン控除の拡充と子育て支援策について解説します!

    2026年度の税制改正大綱が決定し、住宅ローン控除の拡充を中心に、子育…

  4. 不動産取引ガイド

    五世代住宅を知っていますか?

    先日、これからの未来の住宅をLIXIL住宅研究所がコンセプトホームとし…

  5. 不動産取引ガイド

    雨風等から自宅を守る!屋根リフォームの裏話について

    ■屋根リフォームの成功ポイントについて本日は屋根リフォームにつ…

  6. 不動産取引ガイド

    時間ない中で 効率よくお住まい探しをしていく方法。

    家探ししていたらこんな経験ないですか?不動産ポータルサイトで物件情…

  1. マンション

    マンション購入時に気になる「管理状況」と「高齢化問題」?!
  2. 不動産取引ガイド

    インフラが悲鳴を上げている
  3. 不動産取引ガイド

    50年住宅ローンとは?メリット・デメリットと上手な活用方法
  4. 不動産取引ガイド

    不動産の買い替えを検討する前に、売却のコツを把握しましょう!
  5. 不動産取引ガイド

    2021年 今年の不動産市況を振り返ってみて
PAGE TOP