お金・ローン・税金

大手住宅メーカー10社 中古住宅でも無料で瑕疵(かし)保険を提供開始

先日、日本経済新聞の記事で、 「積水ハウスなど大手住宅メーカー10社による優良ストック住宅推進協議会(スムストック)は20日、同協議会が売買を仲介する中古住宅に欠陥が見つかった時に修繕費用などを補償する専用の『瑕疵(かし)保険』を無料で提供する。」といった内容が掲載されていました。

◆日本経済新聞社
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ20INQ_Q7A220C1000000/

新築当時大手住宅メーカーで建てられ、その後中古住宅として売りに出されているものも当然あります。新築住宅は、建築を請け負った会社(あるいは販売した会社)が10年間の瑕疵担保責任を負わなければなりません。大手住宅メーカーの場合 “10年間ではなく20年”のように、自社の付加価値として保証期間を長くしています(但し、所定の点検及び状況に応じて修繕が必要)。

従来、このような住宅が中古住宅として売りに出た時には、売買に伴い新所有者に所有権が移っても、保証の残存期間を引き継げるか?これまで売主が所定の点検を受けてきたか?点検の際に指摘事項はなかったか?等、細かく確認していかなければなりませんでした。今回のスムストックの取り組みは、瑕疵保険が付くのか否かが分かった状態で売りに出ることになります。購入検討者側としては、面倒な確認作業や中古住宅に対する漠然とした不安がなくなることになりますので、今まで以上に買い易くなります。

中古住宅用の瑕疵保険の利用率はまだ5%と言われています。このような取り組みが広がり、「中古住宅でも瑕疵保険が付いていて当たり前」というような風土ができると良いですね。

ちなみにリニュアル仲介では、スムストックの中古住宅に限らず、どの物件でも瑕疵保険付保のご提案をすることができます。中古住宅でも安心して購入なさりたい場合には、是非、リニュアル仲介と一緒にお住まい探しをしましょう。

ちなみに、大手住宅メーカー以外の場合は、以前に書いた『築浅物件ならではの注意点≪中古住宅の保証 その④≫』が参考になるかと思います。

以上、リニュアル仲介本部パイロット店 エージェント石川でした。
***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/(ご利用は無料です)

■資産となる家を真剣に考えるセミナー

http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

***************************************************

旧耐震マンションを 選択するリスクとは?前のページ

奇抜な建築物は許される?許されない?~景観法~次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入と 生涯の資金計画
  2. 危険な場所は 地形図で見分ける
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    私道にまつわるトラブルとは?

    一般的に不動産購入において、「私道」には気を付けよう、と言われています…

  2. 不動産取引ガイド

    飛散物で怪我の無いように注意する事

    台風が多くなる季節になると、暴風によっての飛散物で怪我などの事故となっ…

  3. 不動産取引ガイド

    住宅ローンを吟味する時間がない場合はとりあえず「固定金利」を選択しましょう

    これから家を買う方が無視できないのが住宅ローン金利です。2023年7月…

  4. 不動産取引ガイド

    気になるマンションの偏差値を調べてみませんか?!地域で何位のマンションなんでしょうか・・・?!

    ◆マンション購入をご検討方は『全国マンションデータベース』を必ずご覧下…

  5. 不動産取引ガイド

    列車本数3割増!!通勤・通学が快適になると、資産価値も上がるのでは??

    小田急線というと、通勤通学時はギュウギュウの満員電車となるイメージがあ…

  6. 不動産取引ガイド

    不動産取引でこんなに書類が必要??

    今回、事前審査を出すにあたって当該物件以外に周辺の持分があった関係で、…

  1. 不動産取引ガイド

    神社の近くに住むということは?
  2. 契約関係

    人の死と宅地建物取引業者の告知義務
  3. マンション

    既存マンションが突然違法建築マンションに!?
  4. 不動産取引ガイド

    起こりえる絶望的な新築マンションの未来。本部エージェントの現場レポート≪中古マン…
  5. リニュアル仲介通信

    建物状況調査(インスペクション)とは?
PAGE TOP