不動産取引ガイド

AI住宅・スマートハウス・スマートホームの違い

最近、AI住宅・スマートハウス・スマートホームなどの住宅がありますがどういうものなのでしょうか。

AI住宅とは

AIの技術によって、 快適さと安全さを住宅に予測・学習し、快適な住まいを作るサービスのことです。
※AIとは「artificial intelligence(人工的な知能)」の文字通り、人間のように学習するシステムやソフトです。

AI住宅には「居住性」「防犯性」「危険予知」という、3つの効果があるとされています。

・居住性

AIが快適な居住空間を提供するとはセンサーなどで住人の暮らしを分析し、クセや好みなどから、
住宅設備をその家の住人にとって最も適した状態に調節します。

例えばエアコンでは、過去の使い方をAIが学習し、 住人が最も心地良いと感じる温度に、自動で切り替えることができます。

・防犯性

防犯カメラの映像をクラウドに送り、顔情報を元にAIが不審者を見抜きます。
住人やよく訪れる知人以外の不審者が家に近づくと、自動で通報し、 外部の危険から家族を守ります。

・危険予知

屋根裏の雨漏りやカギのかけ忘れなど、家の中で起きている異変をAIが察知し、 大事故になる前に教えてもらうことができます。

 

スマートハウスとは

「省エネ・節約」に重きを置いた住宅のことです。家電やメーターなどをHEMS(ヘムス:Home Energy Management System)と呼ばれるシステムで管理して、エネルギーの「見える化」と「制御」を行うことが特徴です。

HEMSが電力やガスや水道などの消費量を目で見える形で表示してくれるので、節約がしやすくなります。また、HEMSは家電の制御もしてくれます。

例えば、外出の際にHEMSに繋がっている家電の電源を一括でオフにしてくれます。

 

スマートホームとは

スマートホームとは、インターネットに接続できる家電をスマホやスマートスピーカーで操作できる住宅のことです。インターネットに接続できる家電はIoT(Internet of Things)家電やスマート家電と呼ばれています。

よく目にするCMのあのスマートスピーカーやスマホで家の施錠を行ったり、声でエアコンの温度を調整できたりします。さらに、朝起きたら、自動でカーテンを開けて、コーヒーを入れてくれる。照明を好きな色や明るさに変更してくれるなどです。

 

ススートハウスが「省エネ・節約」に重きを置いているのに対し、スマートホームは「利便性」に重きを置いているのが特徴です。一方、AI住宅は「快適な生活を学習して作り出す住宅」です。

どれを採用するかは特徴を良く考えてお試し頂ければと思います。

リニュアル仲介の渡辺でした。

 

2018 年5月度の不動産相場前のページ

中古住宅取引におけるリフォーム費用の考え方次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  3. 土地価格の相場を知る方法
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    敷地境界にブロック塀がある場合の注意点(その①)

    戸建てを買おうとした住宅の敷地と隣地との境界にコンクリートブロック塀が…

  2. 不動産取引ガイド

    売主偏重の不動産市場

    今回のお話は不動産市場にも明るくて建物の構造や性能にも精通している、完…

  3. 不動産取引ガイド

    燃えない街づくり

    「木密(もくみつ)地域」という言葉をご存じでしょうか。正式には…

  4. 不動産取引ガイド

    いよいよ鉄道が廃線になる時代に突入!

    広島県三次市と島根県江津市を結ぶJR三江線(108.1キロ)について、…

  5. 不動産取引ガイド

    ペットによる火災を防ぐポイント

    ニュースで製品評価技術基盤機構(NITE)は3月28日、ペットによる火…

  6. 不動産取引ガイド

    住宅購入をする前にライフ・プランニングを!

    突然ではありますが、ライフ・プランニングという言葉をご存知でしょうか?…

  1. 不動産取引ガイド

    「謄本」「抄本」その違い、ご存じですか?
  2. 不動産取引ガイド

    15年後あなたの住む街は存在する?
  3. 不動産取引ガイド

    建設工事の式典(上棟式)
  4. 不動産取引ガイド

    価格交渉は何がポイントになるのか?
  5. 不動産取引ガイド

    中古住宅を購入してリフォームをされる方、必見?!住宅リフォームガイドブック(令和…
PAGE TOP